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なぜ今ペパボがマーケターの採用に力を入れるのか?

現在GMOペパボではマーケターを絶賛募集しています。募集しているマーケターは僕が室長をしている社長室に配属になる予定なのですが、なぜ今ペパボがマーケターを欲しているのか、僕の視点で書いておこうと思います。

前提と課題

GMOペパボグループの主要事業は4つのセグメントに分かれています。

  • ホスティング事業

  • EC支援事業

  • ハンドメイド事業

  • 金融支援事業

またそれぞれの事業部門にサービスが複数紐づいており、現在運営されているサービスは8つあります。そしてそれぞれのサービスにエンジニア、デザイナー、ディレクターが配属され、サービスを運営しています。マーケ的な役割をしているパートナー(GMOグループでは社員のことをパートナーと呼びます)もディレクターという職種で業務にあたっています。

ペパボでは、各サービスごとにマーケティング施策を打つため、サービスAで起きていた問題や既に解決したことがある課題にサービスBが当たっても、既に社内で発生していたケースということに気付けずにゼロから対応していた、というようなナレッジの共有が非常に希薄になっているという問題がありました。

またそれぞれのサービスの規模感が異なるため、マーケティング活動におけるスコープが非常に狭くなってしまったり、新しい取り組みへのチャレンジがなかなか生まれないというような課題を持っていました。(例えば、TVCMを経験していないチームでは発想の中にTVCMが生まれてこない。既存の出稿媒体の最適化のみを繰り返すなど)

それに加えて、情報収集する上での使用するツールがサービスごとに異なっていたりして、経営陣が定量的に判断したい時のデータの取得条件がそもそも違うなど様々な問題が発生していました。

実は数年前からこのような課題に対して、マーケティングを統括する部門を作ったり、ヘッドハンティングで採用強化したりと会社としても対策を講じたことはありましたが、うまくワークできず、課題解決にまで至らない状況にありました。

強力なプレイヤーが入れば何とかしてくれるのではないか、という他力本願な考えがそもそも良くなかったと僕自身も痛烈に反省し、ここ2年間くらいをかけて、そういったプレイヤーの方の参画が事業のグロースにつながるよう、組織的な基盤の構築を意識的に推進してきました。

直近ではマーケティングの各領域にスペシャリスト的な立ち位置のパートナー(社員)も増え、使用するツールなども全社で統一したり、横串をさすための共有会の場を作るなど、以前よりもナチュラルに事業部を横断してサポートし合う環境が整って来ています。しかしながら、強力なスキルを持ったプレイヤーも何らかのサービスに所属しており、常に横断にコミットできるというわけではありません。

最終的にはそういったそれぞれの領域のスペシャリストを束ねた集団としてマーケティングの組織を構築するという構想も持ってはいますが、まずは現時点の事業部の垣根を越えた活動を進めるべく、私と一緒に推進してくれるマーケターを採用したいと考えるに至りました。

ペパボならではの面白さ

ペパボでマーケをやる上でやはり大きく魅力なのは、事業ドメインが多様であることが挙げられるかと思います。一社に在籍しながら、ストック型サービスもフロー型サービスも同時に経験できるのは(その分ハードルも高いですが)やはりペパボの一番の魅力と思っています。

直近ではその中でもオリジナルグッズ販売サービスのSUZURI、ハンドメイドマーケットminneの市場拡大・流通拡大が急務となっています。今回採用する方も、まずはこの2サービスを中心に動いていただくことを想定しています。特にSUZURIは今年初めての大規模プロモーションを予定しており、ますます成長させていくフェーズなので非常にやり甲斐があるサービスです。

社長室に所属することのメリット

まず大きなメリットとしては社長直轄であるということ。常にトップと同期を図りながら施策を進めることが出来ます。また経営陣や各事業の部長との距離も近く組織図にとらわれずスムーズに動けます。(もちろんスムーズに動くために初期はかなり密にコミュニケーションを図っていく必要はありますが。)

さらに社長室直轄に広報やオフラインイベントのプランナー、アライアンス担当が在籍しており、あらゆるチャネルを通じたPR施策も同チームで対応出来ます。

絶賛採用強化中です!!!

ペパボは2025年までに15%以上の成長を継続させ、営業利益25億円を目標にしています。結果として、世の中のインターネット上でのアウトプットを増やし、ペパボのサービスを使っている方々の経済活動・表現活動を日本で一番支える会社に成長していきたいと考えています。非常にチャレンジングな目標ではあると思いますが、その目標を達成するために一緒に走ってくれる仲間がまだまだたくさん必要です。

ぜひ僕と一緒にペパボのマーケを盛り上げていきましょう!!


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