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難読標識: 逆転式一方通行が絡むややこしい交差点 (宮城)

交差点に「指定方向外進行禁止」の標識が3つある交差点が宮城県仙台市にある。それぞれ時間や車種が限定された標識になっている。しかし、3つもあると、運転手はどれを見ればいいのか戸惑うだろう。運転をしながら短い時間で意味を正しく解釈するのは初見では難しいかもしれない。

指定方向外進行禁止の3連ダンゴ (仙台市青葉区北山)

宮城県仙台市青葉区にある標識は以下の通りである。

交差点の状況

このような複雑な指定方向外進行禁止の標識が設置されている背景を、交差点を中心とした標識の設置から読み解いてみよう。

図: 交差点の規制状況 (東行き)

この交差点を西から東に通過する際に3枚の標識に遭遇する。反対方向の東から西に通過する際にも同様の標識がある。

この交差点から右 (南方向)に伸びる道路には、時間限定一方通行と大型貨物車通行禁止の2つの規制が敷かれている。左 (北方向)に伸びる道路には、時間限定の大型貨物車通行禁止の規制が敷かれている。指定方向外進行禁止の標識数は、この規制の数によるものである。

しかも、この場所の時間限定一方通行は、全国でも珍しい「逆転式一方通行」である。

場所: 宮城県仙台市青葉区北山
逆方向行きの規制標識

この交差点では、西行きと南行きに種類の違う可変標識が一本の柱で設置されている。(上図の★の位置)

場所: 宮城県仙台市青葉区北山
交差点には可変標識も存在する (上図の★の位置)

規制標識のシンプルな代替案

この交差点での指定方向外進行禁止の標識のシンプル化であるが、実は規制の数が3であり、それぞれの規制がシンプルでないものが多いので、単純に数を間引いたり補助標識を単純化するのは難しい。

そんな時は千葉県でよく見かける規制予告標識の形で表示するのが理解しやすいのではないかと思われる。

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