成年向け同人音声台本:ダークエルフ少女との旅モノ その1(製作中)(非R-18部分まで)
《がたんがたんがたん……》
風がゆったりと吹く中を、あなたは荷馬車を操り街道を走っていた。
がたんごとんと、整備されていても僅かに揺れる馬車のリズムに揺られながら、隣には町で買った工芸品を詰め込み、もう次の町まであと少しという所だ。
この辺りの町は、水の精霊アクアローズと風の精霊ヴェントリウスの力が強いため、町々によって工芸品の毛色が随分と変わる。お陰で、それ等を町々に運ぶだけでもそこそこの稼ぎになってくれるのだから、行商で身を立てるあなたにとって、有難い土地柄と言えた。