成年向け同人音声台本:TS淫紋転生~なんでボク、女の子になってるんですか!ヤダー!~その1(非R-18部分まで)

《がやがやがや》

《ちりんいりーん、ぎぃぃぃぃっ》

受付嬢
「んー……あ、いらっしゃいませぇ♪
冒険者登録はこちらで、依頼を受けたいなら右の掲示板に張り出してありま……」

アキラ
「うえぇぇぇぇんっ!! 受付嬢さぁぁあんっ!
ごめーーーんっ、また失敗しちゃったぁぁぁぁ……っっ」

受付嬢
「……OH、またですか……またなんですか、アキラさん!?
何で! 初心者向けの薬草採取依頼で! 毎回毎回、失敗しちゃうんですかぁぁああ!!??」

アキラ
「そんな事言われても、ボクも好きで失敗してる訳じゃ……うぅ、あでも依頼の5本は取れなかったけど、3本は取れたよ!!
初日は0だったのに比べれば進歩してるよ!!」

受付嬢
「おぉ!? 本当ですか!? 良かった、それならまだ軽めの小言で済むかも……。
って、どっちにしろ失敗してるのは変わりないじゃないですか! もーーっ!!」

アキラ
「あぅっ!? うぅ、だってウサギが強すぎるんだよぉ……っ。
幾ら剣を振り回しても全然当たらないし……最初の頃よりは当たるようになってきたけど、あいつ等卑怯だよぉ!?」

受付嬢
「難易度的には一番低い部類のモンスターなんですよ、町の近くに湧く一角(ひとつの)ウサギなんて!?
ダンジョンの高レベルのモンスター倒せって言ってるんじゃないんですから、ほんともう……成長して下さいよ、アキラさんっ!」

アキラ
「あぅ、だ……だって!!
ボクだって、本当はもっと恰好よくズバっと異世界転生らしく、剣を抜けば超一流みたいなそんな風になりたかったのに……。
でも、体がこれじゃあ……うぅ、なんでこんな体に。」

《ぽわんぽわんぽわんぽわん……》

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もうあんまり思い出したくもないけど……ボクは元々日本に住んでた、普通の男子学生だった。
でも学校帰りに居眠り運転のトラックに跳ね飛ばされて気付いたら、死んで別の世界で人生をやり直す、異世界転生って奴をすることになっていたんだ。

自分が死んだことや、異世界で生きることになるのはショックだったけど、小説の主人公みたいな活躍が出来るって聞いてワクワクしている所はあった。
ただ唯一の誤算は、ボクを転生させてくれた神様が予想外の相手だったってこと。そのせいでボクは……ボクはっ!!

神さま
「はぁ~い♪ おっけー、大体お願いの内容は分かったわ!
剣がすごく強くてぇ、魔法なんかも使えてぇ、異性にもモテモテになっちゃう感じがいいのねぇ~?」

(まだ男な)アキラ
「はい、それでお願いします!!
やったーっ、ふふふふ……。お母さんやお父さんに会えなくなるのはすごく心残りだけど……。
あんなお話しみたいな活躍できるなら、暫くはいっぱい楽しんじゃおうかなぁ♪
ふふん! いざとなったら、願いを叶えるアイテムみたいなのを探し出せば家に帰れるかもしれないし。
もし伝説級のアイテムだったとしても、主人公パワーを手に入れたボクならきっと余裕で手に入れられるさ! えへへへ♪」

神さま
「あらあら、なんだか楽しそうねぇ?
うふふ、喜んでもらえたなら嬉しい……じゃあ私も全力で応えないとね!
あなたの願いを最大限叶えるために、私の眷属としての力をあげるわ♪
普段はあんまり力が出せないかもだけど、体に馴染んで来たり力を発揮出来るシチュエーションなら、バーーーンっとすごい力が出るからね♪」

(まだ男な)アキラ
「ありがとうござ……ん?
え、眷属? えーと、神様の僕(しもべ)的な? 何か神様のためにやらないとダメ系な奴ですか?」

神さま
「ううん、私のために何かをする必要はないわよ!
あ~、でも力を発揮したいなら“ナニ”はした方がぐっと力が湧くのは確かねぇ~
その辺りは経験がなくてもすぐ馴染めるようにちゃーんと処女膜とかなくした、気持ちよくなれる体を用意してあげるからね♪」

(まだ男な)アキラ
「え? え? ごめんなさい話が全然見えてこなくて!
あの、神様は……この世界の主神とか、生命の神様とかそういう感じの方じゃないんですか!?」

神さま
「えー、私がぁ? まっさかぁ、違うわよぉ♪
私はたまたま今日、お願いされて魂の管理当番を代わってただけのぉ……愛欲と淫魔を守護するもの、サキュバス神(しん)よ♪
覚えておいてね!」

(まだ男な)アキラ
「ん? んん? え、ちょ、ちょっとまってください?!
サキュバス神って一体!!??」

サキュバス神
「詳しい事を説明してあげたいけど、もうそろそろ転生が始まっちゃうから……ごめんね?
最初は造り立てでエネルギーが空っぽだけど、眷属として淫紋が馴染んで来たら、いっぱい力出せるから安心して!
あっ、さっきも言ったけどエッチな事した方が馴染むの早いから、女の子の体でいーっぱい楽しんじゃった方がお勧めよ♪
えへへ、折角の転生だから楽しんで生きてね♪ じゃあ、いってらっしゃーーーい♪」

《きゅいいいいいぃぃいん》

(まだ男な)アキラ
「ちょ、ま……か、神様!? や、やり直しを!
願いのやり直しをお願いします!! 神様がサキュバスとか、女の子の体になるとか……聞いてないんですけどぉぉぉ!!??」

《ぽわんぽわんぽわん……》

そんな感じで気付いたら女の子の体になってて、お臍の下に何かハートマークみたいな紋章がくっついてた。
……せめて、主人公らしいパワーをって思ったけど、剣とか魔法とか普段全然使えなくて。
うぅぅぅ……約束が違うじゃないですか、かみさまぁぁっっ!!

受付嬢
「真面目に頑張ってくれてるのは分かってますけど、それなら依頼もちゃんと成功してくれないとですね!」

アキラ
「そう言われて簡単に結果が出せたら苦労しないよぉっ!?
う~、ボクだってそうしたいのにさぁ……」

《ちりんちりん!》

冒険者A
「お~、なんだお嬢ちゃん……アキラちゃんだっけか?
随分苦労してるみたいだなぁ、狩りの仕方を知らないんじゃないか、ん?」

アキラ
「おわっ!? きゅ、急に話し掛けてきて何ですか、あなたは?!」

冒険者B
「ひひ、俺たちはお前の先輩よ……ここのギルドの冒険者だ
依頼の報告に来たら何か困ってるみたいだからな、良ければ少し手伝ってやろうか?」

アキラ
「えぇ、本当に!? 良いんですか!?
ボク、実は剣の使い方とかも良くわかってないんでお願い出来るなら!」

後ろから声を掛けられて、ビックリして振り返ると3人組みの冒険者が立っていた。
モンスター討伐を終えた帰りなのか、少し汚れている装備が却って実力者の風格を漂わせているような気がしなくもない……!
ボクにモンスター退治の仕方を教えてくれるって言ってくれて、突然の話だけど本当ならすごい有難いかも!

受付嬢
「ぇ!? ちょっ、アキラさん!!
まぁ少し落ちついて考えましょう? この人達は確かに先輩だけど、そんな簡単に決めないで一度ゆっくり考えた方が……」

冒険者C
「あれ~、受付嬢ちゃん? 俺たちがこの子と組むのダメェってーの?
おっかしいなぁ。ギルドは冒険者の同士のやり取りに関しては、基本不干渉じゃなかったっけぇ?」

《ザッ!》

受付嬢
「……ぅっ、えぇ……まぁ、その通りですけど
でも、ほら皆さんは活躍されてますし……こう毎回新人のお世話をさせるのも!」

冒険者A
「なーに気にしなくていい、こいつは趣味みたいなもんだ!
ま、芽が出せるかはこいつ次第になっちまうから手助けしか出来ないけどな!」

受付嬢
「はは、あー……そう、ですか
えぇ仕方ない、ですよね……でも」

何故か受付嬢さんが急に割って入って来た。
ボクがこの人達の手間を取らせて、変に時間使わせちゃうと問題みたいな感じなのかな?
でも、ボクも折角貰った主人公パワーをまだ全然使えてないし、ここは是非教わりたいっ!

アキラ
「受付嬢さん、ボクがこの人達時間貰っちゃうのは冒険者ギルドにとって損にしかならないのは分かってるけど。
でもボク、ちゃんと教わって強くなるから! 使ってもらった時間の分だけちゃんと成長してくるから!
だから、認めて貰えない……かな?」

受付嬢
「そういう訳じゃないんですけどね……。
はぁ……分かりました。冒険者が依頼とは関わりない所で決めたやり取りに関しては、冒険者ギルドは確かに不干渉が原則です。
……アキラさん、行くのはいいけれど、お願いだから無事に帰ってきて下さいね?」

何か言いたげにボクを見てから、先輩達を見て諦めたようにため息をつく受付嬢さん。
……迷惑掛けちゃう分はしっかり強くなって帰ってこないと、だね!

アキラ
「うん、まっかせて!!
絶対強くなって、受付嬢さんの前に戻ってくるから!!」


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