見出し画像

George Duke, Jeffery Osborne

前回書いたように、最近また存在感を増してきているのがR&Bプロデューサーのブライアンマイケル・コックス。

コックスのツイッターを見ていて気になった投稿がこちら。ジョージ・デュークは過小評価されている、特にジェフェリー・オスボーンとのアルバムは傑作という内容です。

ジョージ・デュークは70年代から80年代にかけて活躍した鍵盤奏者。

こちらの動画は近年のディアンジェロやヒップホップのサンプリングソースになる演奏なんかも含めて「ジャズピアノの歴史」を再解釈したものですが、その中に70年代の奏者としてジョージ・デュークの名前も上がってきます。

ジャズの世界では2010年代のロバート・グラスパー以降はネオソウルっぽい音が流行っていましたが、2020年に近づくにつれて1970年代後半〜80年代のファンク〜フュージョンっぽい音に流行が移っていき、その中でジョージ・デュークも再評価されていったように思います。

そんなジョージ・デュークは80年代に入るとR&Bのプロデュースまで仕事を広げるのですが、特にアルバム丸ごと制作を請け負っていたのがブライアンマイケル・コックスが言及しているジェフリー・オズボーン。


L.T.Dというグループに所属していたオズボーンは1982年に『Jeffrey Osborne』でソロデビューすると、そこから1983年『Stay With Me Tonight』、1984年『Don't Stop』と立て続けにリリースを重ねており、その全てをジョージ・デュークがプロデュースしています。

映像はあまりにも地味ですが伸びのあるオズボーンのヴォーカルがよく映えているいい曲です。

80年代のジャズミュージシャン×R&Bシンガーといえばマーカス・ミラーとルーサー・ヴァンドロスのタッグですが、ジョージ・デューク×ジェフリー・オズボーンはあまり聴いたことがなかったので少しずつ掘り進めてみようと思います。

R&Bはヒップホップやジャズと比べて過去の音楽を捉え直すような機会が少ないので、ブライアンマイケル・コックスのツイートはいいきっかけになりました。感謝。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?