![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119278667/rectangle_large_type_2_2211d68678bb93328b29ff3445e6b00a.png?width=1200)
刀剣俳句2023.春〜初夏まとめ(カップリングあり)
2023年3~6月に詠んだ刀剣乱舞の二次創作俳句です。
俳句は詩と短歌より遅れて春くらいから作り始めました。ほとんどカップリングものです。
いちつる/さみくも
鶴丸国永 俳句
雪の果てほどけて消えるほかにない
暴かないでくれ櫻の木の下を
求愛の仕草なるらし鶴の舞
餓者髑髏絵図の扇で涼をとる
さみくも俳句連作 春
蝶を追いかけるあなたを追いかける
ぐりとぐらのように歩む春遊
五月雨は悲しみのよき隠し場所
春深し迷子になってしまひけり
春の果てあなたが立っていてくれる
いちつる俳句連作 春
帯を解くことをゆるされをり春炉
堅雪や黙すあなたの耳を噛む
想われて胸にくゆるや桜魚
逃げ水やネクタイを引き寄せにけり
震えごと押さえつけられ春嵐
凍て解けの瞳に睨まれて綺麗
月朧口寂しさに舐める飴
口付けにミモザの影へ誘いけり
遠霞鎖を付けてもらう朝
いちつる俳句連作 夏
夕立に濡れたあなたの袖を引く
襟足を梳く手を好きにさせる初夏
夏袴 明治時代で待ち合わせ
君の夢の中に立ってゐる炎夏
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?