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浜辺美波は、ウルトラハイパー陽キャ

海水浴場に行くと、砂浜から浅瀬、さらにその先へと深くなっていく。
そしてさらに進んでいくと、ロープが張られ、
「ここから先へは行けません」や、
「この先に行ってはいけません」と注意書きされている。

ぼくは、このロープの向こう側の人間だ。
「なんか変だ」、「危ない」、「気持ち悪い」、
「近寄らないでおこう」。
そう言われて今まで生きてきた。
考えを誰にも共有することなく、共感されることなく。
ぼくはずっと、砂浜や浅瀬のような人間に憧れてきた。
みんなはそこに集まる。楽しそうに遊ぶ。
そこで「海水浴」というものを満喫する。

ぼくなんかには誰も見向きもしない。
ぼくはいつか、砂浜の方に近寄って行けるのだろうか。
それとも、ロープをくぐってくる人が現れるまで待ち続けるのだろうか。
今はわからないけど、とりあえずロープの外に存在しています。
存在はしています。

「名は体を表す」と言うが、
思えば、「浜辺美波」という名は、浜辺の人間であることと、美しい波が行ったり来たりするということを表している。
ちくしょう、めちゃくちゃ陽キャネームじゃねえか。

9時のクジラ、めっちゃロープの向こう側の名前すぎる…
砂浜に来る時なんて、大抵命を落とす時だ。
打ち上げられるのだ。
詰んでる…

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