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入院日記⑥新装備を装着!

こんにちは。めでたく入院1週間を迎えた弥生です。

「入院期間中、これだけあれば絶対足りるはずだ!!」

と、近所のスーパーで買った1本25円×24本セットの水が見事になくなりました。1日1.5リットル~2リットルあたりの水を飲んでいた模様です。さっそく、土曜の差し入れのリクエストに入れておきました。

今日は風が強く、荒れ模様のお外。昼過ぎまで病室の窓が開いていて、久しぶりにあたる外の風にウキウキの私でした。

リハビリの先生に、車いす一人であちこちしていいよと許可が出たので、朝から自販機にいったり、トイレにいったり、ぼーっと外みたりとやりたい放題の私です。限られたスペースとはいえ、多少自由が利くというだけでこんなに元気になるものなのか…!!

今日から手術後の固定具から、サポーターに変更になりました。
上が手術後の固定具。下がサポーターです。

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どうです。恰好よくなったでしょう。

青色の装具はなかなかに重たくて、リハビリの最中から寝返りを打つところまで、重さに苦しめられていたのですが、新しい装具は軽量・軟性。

本当はリスクが低い固い装具をつけるという話も出ていたのですが、値段が3倍違うので、「払えないよぅ 勘弁してよぅ」と医者に泣きついてグレードダウンしてもらったものです。

グレードダウンしたとはいえ、支柱は鋼。ベルトもきっちりと膝の骨を固定し、前方の動揺を抑え込んでいます。走ったりしなきゃとりあえず大丈夫そう。リスクが高くなる点は主治医から再三忠告を受けていたのでとても心配でしたが、思ってたよりもしっかりしていたので安心しました。

1.今日見た映画

入院前に募集したおすすめ映画。

今日見た映画は、岡山劇団SKAT!!さんのおっかけをしている、ちゃーちゃん(https://twitter.com/ojujuma)さんからのおすすめ。
3っくすぴざさんの生配信を通じて、Twitterで感想をキャッキャ言ってたら
仲良くしてくれるようになりましたw


たくさんご紹介いただいた中で、今日見たのはこちら。

ザ・ファブル

【あらすじ】
どんな人間も6秒で殺す、都市伝説級の殺し屋「ファブル」。
仕事をしすぎた彼にボスが1年間の休暇を与える。
人間らしい普通の生活を体験したことがないファブルは、相棒のヨウコと一緒に大阪の街で休暇をとる。
果たしてファブルは、1年間の休暇を普通に暮らすことができるのか――?

岡田准一がスタントマンなしで撮影しているという前情報は知っていて、「機会があったらみるかぁー」とぼけっとしてるうちに見ていなかった!

この映画の冒頭がめちゃくちゃスタイリッシュで、面白い。
最初、糸のようなものが殺害対象の上をシャッと走り、一瞬「糸で死んだの!?必殺仕事人!?殺し屋ってそういうこと!?」と、思っていたバカがあなたが見ているnoteの向こう側の画面にいます。私です。

シーンが進むにつれて、それがファブルの脳内分析であることがだんだん示されていきます。殺す順番、周囲の状況、狙う場所、距離。
目で追うことができないような速さで周囲の状況を分析していることを線と文字で表現していくこのシーン。
判断力の速さ・正確さを表現するための1シーン。これがすっごく面白かった。

見せることを前提に作ってないし、実際、映画を見ている観客が理解すべき言葉はほとんどない。
動体視力がいいやつにはちょっと笑える仕掛けがある程度。
判断・思考の映像的表現として、あまり見たことがない表現でした。

アクセントは多少ありつつも、とにかく、流れを止めない。

ストップモーションで思考の速度・正確性を表現する手法はいくつか見たことがありますが、この表現は記憶する限り初めて見たんじゃないかと思います。これは面白い表現だとおもって、いっきに映画の中に引き込まれた。

6秒で殺すってことは、思考が1秒以下じゃないと間に合わない。
人が目で追って読める速度じゃ6秒で殺せないよね。観客が目で追えるような速度で思考してたら絶対間に合わないじゃん、っていう。
この1シーンの映像表現だけで、「超早い殺し屋」という設定に納得感を持たせています。はぁー・・・すっげ!!

お話の全体としては、私の世代だったら「フルメタルパニック」の雰囲気を感じるかもしれません。

ファブルは相良宗助のような、「優秀な戦闘員だけど、普通の生活を知らない人間」です。ファブルのほうがちょっとマイルドですけどね。

そんなファブルがヤクザの世話になりながら、大阪で生活を始めるのですが……。

ヤクザの兄貴分役であの人がいました。

onちゃんの中の人・平成の怪物・奇跡を呼ぶ男

しかもところどころ髪を白髪に染めていて、渋い。渋い!
渋すぎるて、恰好いいて、やばいて。
この哀愁と、優しさ漂う役ははまり役すぎるって……。

安田顕が出演している作品を全部チェックしているわけではないのですが、TeamNACSのLOOSERで「この人の演技、すごく好きだ!!」と思った時の安田顕が映画に収められていて、私はもうそれだけで舞い上がる気持ちでした。

岡田准一も恰好いいけど、安田顕の演技まじでやばいし、この類の芝居している安田顕が私は一番大好きなので、是非ご覧いただきたいです。ぜひぜひぜひ。

2.今日のリハビリ

今日のリハビリは、手術した右ひざをゆっくりと曲げていくのが中心でした。最初は触られるだけで痛かった右足が、だんだんと感覚が正常になっていってます。

昨日、右ひざの痛覚をリハビリの先生が広範囲で正常にしてくれたおかげで、痛い瞬間・痛い感覚をかなり忘れられました。

今日は膝を曲げる訓練の初日ということで。

いつもリハビリしてくれる先生と、その先生のお師匠さん(大先生)が二人がかりでついてくれました。

とにかく、時間がかかった。
最初はちょっと曲げるだけで「10段階の1~2」の痛みが走る。そこで一回止めてもらって、脱力してから、ゆっくり曲げていく。
でも、やっぱり途中で痛みを感じて曲げれなくなる。
脱力→痛み→脱力→痛み→脱力→痛み のエンドレスループ。
このループをかなり時間をかけて、丁寧にやってくれました。

面白い体験があって、大先生が一回足の裏をもって接触信号(としか表現できないんだけど)を送ってくれたんだよね。
そうしたら「怖い・痛い」という思いや、「どこまで曲げればいいのか」という恐怖心が和らいで、脱力することができて、膝がゆっくり曲がっていく。

そのあと、大先生に足の裏を持った理由を教えてもらいました。

「足の裏に接触することで、精神的な恐怖心が抑えられる。地面に足がついてない、宙ぶらりんの状態だったり、アリジゴクとか底なし沼みたいにどこまでいくのかわからないと、怖いよね」

とのこと。

なるほど、患部をどうこうしたり、筋トレしたりがリハビリだと思ってたけど、そういう「恐怖」をカバーしていくのもリハビリの一環なのかぁ、と。

そして、思ったよりも深いところで体の接触信号(としか表現できんのやが)と、恐怖心ってつながっているんだなと思いました。

人間の感覚って面白い。人間の記憶って、厄介だけど、面白い!

そこからいつもリハビリしてくれてる先生にバトンタッチ。
先生にじーっくり時間かけて曲げてもらって、1週間ぶりにつま先がリノリウムの床へ。角度は60度まで曲がりました。

ひんやりとしたリノリウム。柔らかいような、固いような、不思議な感覚。
足先に血が回ってジンジンとしびれる。

最初、足を下に下げるとしびれるのが怖くてやめてもらっていたけど、足裏が地面にそっと着いただけで理解しました。

足の指に、血が回る感覚だったんだ!!!

こそばいし、かゆい。しびれる。妙な感覚がする。
昨日までは怖かった感覚が、今日は嬉しくて。嬉しくてうれしくて!
平行棒を3往復したり、立ったまま足の指先でビー玉掴んだり、松葉づえを使う練習したりが、嬉しくて!

大先生に「今日はよく頑張るねー」と褒められるほどに、頑張れました。

まだ車いす移動が主ですが、看護師さんなしで車いすで移動していいよって許可をくれました。

いえーい! 術後の回復は順調だぜー!!!

3.今日のごはん

炊き込みご飯ダァーーーーー!!!
八宝菜ダァーーーーーー!!

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