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天気図の世界

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天気図に関する話題を取り上げ、Pythonを利用した天気図の作成方法についても紹介します。気象にある程度知識があり、事例解析などに興味がある方や、天気図を作成したい方々を対象とし…
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#JRA55

「天気図の世界」について

「天気図の世界」について

マガジン「天気図の世界」のコンテンツは、様々な種類の天気図の紹介やMetPyを利用した天気図作成コードの解説、豪雨などの事例解析などからなっています。コードにのみ関心がある方、事例解析にのみ関心がある方などもいらっしゃると思います。そこで、コンテンツの分類と各コンテンツの簡単な紹介をします。気になったコンテンツを読んでいただければ幸いです。今後も、コンテンツを増やしていきます。

紹介しているコー

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短時間の大雪事例と寒気質量について(2)

短時間の大雪事例と寒気質量について(2)

前回の記事「短時間の大雪事例と寒気質量について(1)」の続きです。寒気質量と短時間強雪の対応関係を中心に事例解析を示します。

2010年12月31日の岩手県の大雪事例前回の記事で示した通り、2010年の大晦日は鳥取県西部の大山や米子で6時間降雪量がこれまでの一番の記録を更新しました。この同じ日に、鳥取県から遠く離れた岩手県でも6時間降雪量がアメダス奥中山で48cm、区界で46cmを観測し、これら

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短時間の大雪事例と寒気質量について(1)

短時間の大雪事例と寒気質量について(1)

強い冬型の気圧配置により、日本海側の地方を中心に局地的に短時間で大雪となる場合があります。その要因は、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)や、筋状の雲域の停滞、Tモードの雲域、小さな低気圧、地形性の降水であったり様々です。また、海水温や大気の安定度、下層収束などの影響も小さくありません。

ここでは、Iwasaki et al. (2014) により定義された寒気質量DPなどをJRA55から算出して、

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昭和39年7月山陰北陸豪雨(3)

昭和39年7月山陰北陸豪雨(3)

850hPa面のQベクトルの収束・発散総観規模擾乱による上昇気流の励起を確認するために、850hPa面のQベクトルの収束の天気図を作成しました(下図)。赤のシェードがQベクトルの収束域で上昇流が励起されるエリアと推定できます。

図の実線は等高度線を示しています。850hPa面の低気圧(地上の低気圧Aと対応)が北緯43度付近の大陸から日本海北部を東進し、北日本を通過しています。17日9時から18日

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昭和39年7月山陰北陸豪雨(2)

昭和39年7月山陰北陸豪雨(2)

前回は、昭和39年7月山陰北陸豪雨の大雨の状況を確認し、地上前線解析から大雨の要因を考察しました。今回は、大気の静的安定度や南北断面図、ジェット気流に関連する上層発散に着目して大雨要因について検討します。

大気の静的安定度前回の地上前線解析から大雨時に金沢は前線の暖域内、松江では前線の近傍の暖域側でした。不安定性降水による大雨の可能性が考えられるため、大気の状態が不安定であったかを確認します。J

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JRA-55のデータを使ったエマグラム

JRA-55のデータを使ったエマグラム

再解析データ(JRA-55)からエマグラムを作図するコードのご紹介です。

JRA-55のエマグラム作成の動機昭和39年7月山陰北陸豪雨の事例解析を行なっています。JRA-55で作成した断面図を解析していると、ポイントのエマグラムを確認したくなりました。前線の遷移層の高度、暖域内の大気の安定度など断面図からも読み取れますが、エマグラムの方がより正確に読み取れ、これを参考にすることで断面図解析をより

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昭和39年7月山陰北陸豪雨(1)

昭和39年7月山陰北陸豪雨(1)

JRA-55を活用した、豪雨の事例解析です。3回に分けて掲載する予定です。

JRA-55を利用する上では、次のことを注意して解析することにしています。利用している格子点データの空間間隔は緯度・経度1.25度毎、時間間隔は6時間毎です。このためにメソスケールの現象を考察することは難しいため、総観場の気象状況中心の事例解析となります。メソスケール現象について考察する場合は、総観規模擾乱により生じる環

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JRA-55を使った力学的圏界面の天気図

JRA-55を使った力学的圏界面の天気図

今回は、圏界面付近の気象状況を把握できる等渦位面天気図を作図します。

力学的圏界面について力学的圏界面(渦位1.5PVUや2PVU面)における温位や風、気圧を描画した天気図を作成します。この天気図からJETや力学的圏界面の高度や、圏界面の折り込みなどを確認することで、対流圏における中緯度の上層擾乱などの構造把握の参考となります。下層擾乱との相互作用としての温帯低気圧の発達においては、圏界面下降な

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JRA-55から天気図を作成する

JRA-55から天気図を作成する

これまでは、気象庁GSMのGRIB2形式のデータから天気図を作成してきました。今回は、JRA-55のデータを表示させるために、NetCDF形式のデータ読み込みについて説明します。描画のコードは前回までと変わらないため省いています。

京都大学のサイトでは、気象庁JRA-55のNetCDF形式のデータをユーザー申請するとダウンロードできるようになります。これを利用すると、1955年以降の天気図を描画

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