見出し画像

【40000文字】自己肯定感についての解説と、自己肯定感を上げる具体的な方法~パートナーシップや人生の「こじらせ」を乗り越えて幸せになるために~

【初めての方へ】ご挨拶とご案内。

【月額マガジン】「当月記事」読み放題。

【RKサロン】「全有料記事」読み放題。





**********

【はじめに】あらゆるものの根底にあるのは自己肯定感


**********


当記事は過去執筆した自己肯定感についての3記事を加筆修正してまとめあげたもので、
文字数40000字以上の大作となっています。


noteでは心理学について総合的に発信していますが、私のもとに寄せられる相談の8割は恋愛、結婚生活、婚活、性生活などの「パートナーシップ」関連の悩みになっています。

パートナーシップについては色々な専門家がいて、それぞれの立場からそれぞれの見解がXを中心としたSNSで日々発信されていて、私もそのうちのひとりであるわけなのですが、私の原則的な立場は「自分を変えることはできるけど、相手を変えることはできない」です。

パートナーシップとはどこまでも自分の”うつし鏡”であり、相手をどうにかこうにか動かしたり、こじらせ感情をぶつけて相手を我慢させたり、相手を論破して従わせたり、相手を思い通りにコントロールして関係を発展させていくものではありません。

短期的な関係であれば、例えば恋愛テクやら「沼らせ術」やら何やらで、相手に干渉しつつ自分の思い通りの関係をつくることは可能なのでしょうが、
長期的なパートナーシップでは、ざっくり言ってしまえば「自分の器」以上の関係を築くことはできません。いきなり厳しいこと言ってスミマセン。



「毎回ダメな恋愛になってしまうんです」

「いつも依存ばかりしてしまうんです」

「執着しすぎて苦しいです」

「分かってるのに大切にしてくれない人と付き合ってしまうんです」

「いつも数か月以上交際が続かなくて」

「気づいたらいつも彼を冷めさせてしまっていて」

「離婚して理想的な相手と再婚したと思ったらまた前の結婚みたいに夫がモラ化してしまって」

「自己肯定感低すぎて幸せになれる気がしません」


そんなご相談をどっさりといただく毎日なのですが、相手を変えても相手を変えても似たような「関係のパターン」が表れるということは、やはり意識を向けるのは自分自身だということなんですね。

セルフ・パートナーシップ(自分とのパートナーシップ)なんて小難しい表現をつかうこともありますが、
要は自分の、自分との付き合い方が大切だということなんです。

逆に言えば、自分と向き合って自分を変えて、自分を育てていくことでパートナーシップは劇的に変化していくものです。



幸せなパートナーシップを築くために「自分と向き合う」「自分を成長させる」「自分の器を広げていく」ということを行っていくわけですが、
そこでぜひ目を向けてほしいのは自己肯定感というキーワードです。

もはやメンタルヘルス界隈とか心理界隈とか恋愛界隈では耳タコレベルで聞くようになった「自己肯定感」ですが、私はこの自己肯定感こそがセルフ・パートナーシップにおけるキー概念だと思っています。

詳細は本文に譲りますが、自己肯定感を意識していくことで、自分と上手な関係が築けるようになります。自分を変えることができるようになります。そして結果的に、パートナーシップにも良い影響が出てきます。

また、自己肯定感を高めていくことで、最終的にはパートナーシップだけでなく、人生総体として、自分らしく豊かさを手に入れることができるでしょう。あらゆるものの根底には自己肯定感があるということを、当記事を読んでいただくことで分かってもらえると思います。



冒頭の繰り返しになりますが、当記事は過去執筆した自己肯定感についての3記事を加筆修正してまとめあげたものです。

詳しい目次は冒頭に掲載していますが、以下、各章の概要を改めて簡単に説明します。


【第一部】は、過去に私が配信した音声講座の文字起こしになっていて、自己肯定感と自分軸とパートナーシップについての概要編という位置づけになっています。第一部を読んでもらうことで、自己肯定感とパートナーシップの基本的なことが把握できると思います。「アファメーションワーク」などの基本的な自己肯定感を上げるワークも取り入れています。

【第二部】は第一部のさらに深い解説編となっています。特に恋愛のこじらせや、パートナーシップにおける彼軸(彼女軸)をかなり掘り下げました。また、かなり本質的な「マインドフルネス瞑想」を利用した自己肯定感を上げる内観ワークも詳しく取り上げました。

【第三部】は今回の記事では実践編のような位置づけになっていまして、「自己肯定感の低さとプライドの高さ」について、読者からの相談をもとに解説しました。「自己肯定感が低いとなぜ恋愛が上手くいかないのか...…」という質問への答えは、このプライドの高さということも大きな要因になってきます。第三部ではそこから話をさらに広げて、「自分を愛すること」「相手を愛すること」という非常に深淵なテーマも書いています。ちょっと難しいかもしれませんが、何度も読んでもらえたら嬉しいです。



このように、第一部が基本編、第二部が応用編、第三部が実践編という構成になっていまして文字数40000文字を越えました。

自己肯定感とパートナーシップの関わりについて余すところなく解説しています。


当記事は以下のような方にお勧めです!



自己肯定感が低くて悩んでいる方

→自己肯定感が低くて恋愛やパートナーシップはもちろん、人間関係や日々の仕事などで生きにくさを感じている人は是非お読みください。自己肯定感を上げる具体的な方法を第一部~第三部通して複数紹介しています。


■自己否定があまりに強い方

→自己否定がとても強いと、例えば恋愛で「こじらせ」てしまう結果になったり、仕事で空回りしすぎてしまったり、人間関係で過剰に他人軸になったりして毎日が苦しくなります。自己肯定感を育てていくことで、自己否定は癒されていきます。


パートナーシップ、恋愛、婚活が上手くいかない方

→自己肯定感が低いと恋愛や婚活は上手くいきません。自己否定が激しいと、「その自分に釣り合うような相手」を無意識的に選んでしまうからです。結果としてモラハラ系な相手や大切にしてくれない相手、最悪の場合暴力をふるうような相手を引き寄せてしまうのです。


■自分を好きになれず、恋愛や婚活が上手くいかない方

→「自分を好きになれない」「自分に自信がない」「自分の発する言葉や行動が正解か分からない」という心理が強いと、恋愛や婚活、あるいはパートナーシップや人間関係全般において積極的になれず、相手ともう一歩踏み込んだ関係になれなかったり、せっかくの親密になれるチャンスを逃してしまう場合もあるでしょう。自己肯定感を高めていくことで、恋愛や婚活にも良い影響が出てくるはずです。


■恋愛における「こじらせ」に悩んでいる方

→「こじらせ」とは、後述するような依存や執着のことや、過剰な彼軸(彼女軸)のこと、あるいは、あまりにも強い自立性(頑張りすぎ、ちゃんとしすぎ、完璧主義)などのことを言います。パートナーシップの「こじらせ」が発動してしまうことで、多くのパートナーシップがガラガラと音を立てて崩壊していきます。恋愛が続かない、パートナーシップが良くならない、、、その背景には「こじらせ」があるのです。自己肯定感と向き合うことで、こじらせを癒やしていきましょう。


■恋愛における依存・執着に悩んでいる方

→恋愛やパートナーシップの依存や執着、期待のしすぎについてXでもよくポストしていますが、それらの根本原因として「自己肯定感の低さ」があります。つらい依存や執着について、この記事で深く向き合っていただくとともに、自己肯定感の低さを解決して幸せなパートナーシップを築いていきましょう。自分を好きになって愛せるようになることで、依存や執着からは卒業できます。


■恋愛における寂しさ・孤独感に悩んでいる方

→寂しさや孤独感が深いと、前述のように「依存・執着」してしまうことも多いですし、例え依存や執着を乗り越えたとしても、根本的な寂しさや孤独感が癒されていないとまた同じパターンを繰り返してしまう懸念もあります。自己肯定感を高めて「私は私」「私はそのままでいい」「私は自分を信頼する」と心から思えるようになると、寂しさや孤独感も癒えてきます。


恋愛における「親密感への怖れ」に悩んでいる方

→自己肯定感が低いと「私なんてどうせ」という自己否定が強くなるため、大切にしてくれる人を遠ざけてしまったり、大切にしてくれない人ばかりを引き寄せてしまったり、いつも短命恋愛に終わってしまったりなど、「親密な関係を築くことの難しさ」という状況が起こることがあります。背景には、自己肯定感の低さ由来の、「親密感への怖れ」があります。一緒に解決していきましょう。


「自立系女子」な方

→自己肯定感が低くて無価値感が強いと、「私は頑張らなければ価値が無い」「甘えてはいけない」「そのままでは愛されない」という過剰な自立性が生まれてくることもあります。結果的に、パートナーシップで無理をしすぎてしまったり、相手に尽くしすぎて「お母さん」のようになってしまうケースも。自立性と自己肯定感は大きく関わってきます。学んでいきましょう。


■完璧主義で白黒思考な方

→前述の「自立性」をさらにこじらせることで、完璧主義や白黒思考といった非常に厄介な心理も生まれてきます。自分や彼(彼女)に対する「こうでなければいけない」「こうあるべき」という観念があまりに強くなりすぎて、過度に相手を否定してしまったり、あるいは過度に自分が卑屈になってしまったり、もしくは激しい抑圧の末の「メンヘラ爆発」なんかも、この完璧主義/白黒思考心理の特徴になります。自己肯定感を高めて完璧主義心理を癒やすことで、パートナーシップだけでなく、人生全体的に生きやすくなっていくことでしょう。


パートナーシップの「彼軸」「彼女軸」が激しい方

→相手に振り回されてしまう他人軸のなかでも、パートナーシップにおける「彼軸」「彼女軸」は特にト゚ッと疲弊します。「彼がどう考えてるか」「彼にどう思われてるか」「彼は本当に愛してくれてるのか」「彼が彼が彼が彼が彼が…」というマインドになっていると、幸せなパートナー関係どころか傷がどんどん深くなります。自己肯定感を上げることで「自分軸」を手に入れることができます。


■親子関係で傷ついてきた方

→親子関係や家庭環境で傷つくことで、自己否定が強まり自己肯定感はとても低くなります。過干渉家庭やモラハラ家庭など、毒親育ち/機能不全家庭だった方はもちろん、親がとても優しかった場合や過保護なケースでも自己肯定できなくなることがあります。当記事では、自己肯定感に関わる親子関係についても詳しく解説しています。


■思春期に苦しんできた方

→親子関係やきょうだい関係はもちろん、学校でのいじめやトラウマ級の失恋なども、その後の自己肯定感に大きな影響を及ぼします。自己肯定感の低さに悩む人は、幼少期だけでなく、思春期にもフォーカスを当ててみる必要があるでしょう。


「無価値感」が強い方

→無価値感とは「私には価値がない」「私には魅力がない」「私は愛されない」という深層心理の思い込みのことで、前述の家族関係や家庭環境、思春期の問題によって少しずつ育まれていきます。恋愛やパートナーシップの「こじらせ」の大きな要因でもあります。例えば、「私には魅力がない」という心理が強すぎれば、大切にしてくれる人を遠ざけてしまうかもしれませんし、逆に、「雑に扱ってくる人」を受け入れてしまうかもしれません。無価値感はとても厄介な傷で、こじらせ恋愛をしている人の大きな特徴でもあります。当記事は無価値感について解説したものではありませんが、「私には価値がない…」という無価値感的な欠乏は、自己肯定感を高めて自分を愛していくことで充足させていくことができます。「無価値感とは、心にぽっかりと空いたドーナツ・ホールのようなものである」という例えをよくしますが、心に空いた穴を充足させ、「私には価値がある」「私には唯一無二の魅力がある」「私はそのままでいいんだ」と思えるようになるために最も大切なのは、他ならぬ自己肯定感であると言っても過言ではありません。つまり、自己肯定感を高めることで無価値感を副作用的に癒していくことができます。一緒に無価値感を解消していきましょう。


RyutaのXポストやnote記事を読んで、ピンときた方

→もしあなたが私のXポストやnoteを読んでくれて、「こやつ、なかなか良い事言ってるな」と思ってくれたのであれば、きっと当記事を読んで後悔することはないと思います。なぜなら、当記事は私の発信のテーマやエッセンスの深い部分を凝縮して40000文字にまとめたものだからです。Xやnoteにおいて、「発信者/フォロワー、著者/読者のフィーリング的な相性」はとても重要だと思っています。発信内容もそうですが、雰囲気、文体、行間にあるもの、「何となく良いこと言ってるな、何となくこの人好きだな」というその感じ……これらを総合したものが、フィーリング的な相性ということだと思います。もしあなたが、私Ryutaのことを、「フィーリング的に悪くないな」と思ってくれたのならば、ぜひ当記事を手に取ってみてください。


自分らしく幸せなパートナーシップ、人生を創っていきたい方

→当記事は主にパートナーシップや人生の「こじらせ」を自己肯定感の視点から読み解いて解決を目指すものですが、もしあなたに今、パートナーシップの悩みが特になくても、あるいはパートナーが現在いなくても、「これから幸せになっていきたい!」「これから自分らしさと自分軸を大切にして豊になっていきたい!」「これから自分を愛して大切にしていきたい!」と願っているのであれば、当記事はかなり有益だと思います。当記事を読むことで、自分らしく幸せに生きるための気づきがたくさんあるでしょう。自己肯定感についての概念部分はもちろん、自己肯定感を上げる具体的なワークも複数盛り込んでいて、記事を読んだそのすぐ後からでも実践できる内容になっています。特にパートナーシップなどの問題がない方も、今から自己肯定感を上げていって欲しいのはもちろん、今後パートナーシップなど何らかの「壁」にぶち当たったときに、何度も読み返したくなる記事を目指して書きました。自己肯定感と「自分らしい幸せ」は切っても切り離せません。この記事をこうして書いている私自身も、この記事に書いてある内容を現在進行形で実践しています。一緒に学んで、成長していきましょう。



当記事は文量も内容の濃さも当note随一だと自負しています。

パートナーシップや人生における「こじらせ」から卒業して自分らしい幸せを手に入れるためにも、是非読んでいただけましたら嬉しいです。

それでは早速、始めていきましょう!



***

メンバーシップ「RKサロン」では記事読み放題です。


ここから先は

40,682字
この記事のみ ¥ 2,980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?