【彼軸編】依存・期待・執着の原因である「彼軸」と、「彼軸」の原因である「無価値感」について解説
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「依存しすぎ」「期待しすぎ」「執着しすぎ」に悩んでる人が多いようで、それらをテーマにしたツイートは毎回多くの反響をいただきます。
「依存」「執着」の根本にあるのは「他人軸」の心理でして、もし彼氏や夫に対して「依存」「執着」しているのであれば「彼軸」「夫軸」ということになります。
「彼軸」というのは「彼氏が彼氏が彼氏が…」というように、常に「彼」が主語になってしまってる状態で、彼の顔色を伺いすぎたり、彼に振り回されてしまったり、彼にコントロールされてしまったり、逆に彼に過干渉してコントロールしようとしたくなるような心理のことを言います。
恋愛や結婚生活って本来は幸せで、人生を豊かにするものであるはずなのですが、「彼軸」にはまってしまうと「何だか疲れたな」と思う瞬間が多くなったり、イライラしたり、モヤモヤする機会が増えます。
せっかく幸せなはずの交際や結婚が「不幸のタネ」「ストレスの源」になってしまうことも少なくありません。
今日は「依存・期待・執着」の原因である「彼軸・他人軸」にフォーカスを当てつつ、さらに「彼軸・他人軸」の根本原因でありラスボスでもある「無価値感」を掘り下げて解説しようと思います。
すなわち、「依存」や「執着」の原因もまた、「無価値感」であるというわけです。
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【Xポストはここから】
相手に強く依存しがちな人の特徴は「幼少期の家庭環境で我慢しすぎていた」ということです。
幼い頃に主張ができず甘えられない環境だと依存心が心の奥深くに押し込まれるから。反動で恋人に過剰依存するようになる。
依存で苦しんでるのは性格が歪んでるからではなく幼少期の環境も大きいんです。
【ここまで】
相手への依存や執着に苦しんでるというご相談をちょくちょくいただきまして、「相手に振り回されたくないと思ってるのに気づくと相手のことを考えてしまってるんです」「相手の顔色を伺い続けるのは苦しいって理解はしてるのにいつも不安になってしまうんです」「大切にしてくれないと分かりきってる人にすがっちゃうんです」「相手に期待しすぎてしまうんです」「つい相手軸とか彼軸になっちゃうんです」という悩みを抱えてる人は多いようです。
「依存」「執着」という強い表現でなくとも、「ついつい相手に振り回されてる」だとか「ご機嫌伺いしすぎて自滅的に疲れちゃう」というのは多かれ少なかれありますよね。
依存や執着をしがちだったり、相手に期待しすぎちゃうと書いたように非常に疲れますし、振り回されるのが日常茶飯事になってしまいますし、「幸せじゃない恋愛」になってしまって本末転倒です。
よく書くんですけど、「結婚とか恋愛ってそもそも何のためにあるんだっけ?」という問いかけをしたときに当noteヘビーユーザーである女子たちは「えーと何だっけ?修行?」みたいに首をかしげることになるのですが、残念ながら不正解です。
結婚とか恋愛ってそもそもを辿ってすごく壮大に言えば、「相手と自分の相互の幸せを通して、自分の人生全体がより豊かで幸せになるため」にあるはずなんです。
もちろん相手の幸せや子どもの幸せなどもとても大切なのですが、何よりもまず「原点」であるはずの「自分自身」を一番大切にしてあげて欲しいですし、綺麗ごと抜きで自分の幸せを一番に考えてあげて欲しいんですね。
そういった意味で、「幸せじゃない恋愛」「幸せじゃない結婚生活」「幸せじゃない育児」ってけっこう本末転倒なわけです。
(もちろん部分部分では大変なことや幸せじゃない時もあるでしょうが、トータルで見て総体的に不幸になっちゃってると本末転倒ってことです。)
依存や執着がとても強いと、いつも相手の機嫌が気になっちゃうし、雑に扱われても強く出られないし、振り回されるし、「これどう考えても幸せな状況じゃないよなー」って時にもニコニコせざるを得なくてちょっとしんどいです。
依存や執着、そして期待のしすぎというのは「他人軸」「彼軸」の最終形態と言ってもよく、「他人軸」「彼軸」を掘り下げていくことで自然と解決策が見えてきたりします。
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「他人軸」「彼軸」について少々おさらいをしておくと、「自分主体」「自分ありき」「自分を大切に」という「自分軸」のマインドとは対照的に、「他人主体、彼主体」「他人ありき、彼ありき」「自分を差し置いて他者(彼)を大切に」というのが「他人軸」「彼軸」ということでした。
人は本来的に自分をもっとも大切にしたいと思っていますから、この「他人軸」「彼軸」が深まると自己犠牲的になってしまい「何だか苦しいな」「幸せなはずなのにモヤモヤするな」「メンタルしんどいな」という感じになってしまいがちです。
ちなみに、この「彼軸」の人には2パターンありまして、「自己否定が強くなるタイプ」と「相手へのコントロールが強くなるタイプ」に分かれます。
前者の「自己否定が強くなるタイプ」はとても典型的な例なので分かりやすいと思います。
例えば「彼となかなか会えない」「彼からの連絡がなかなかこない」みたいなシーンでひたすら不安と「沈黙の不満」を抱えてる人なんかがそうですよね。
彼に対して「あーして欲しい」「こーして欲しい」「もっと会いたい」「連絡をたくさんして欲しい」「もっと愛情表現して欲しい」みたいな希望や欲求は山ほどあるもののそれを相手に伝えることを躊躇してしまいます。
なぜなら相手に嫌われることを極端に怖れていますし、自分に自信がなく「私はどうせ愛されない存在」「私は幸せになれない存在」という無意識的な思い込みが非常に強いため、自分の希望を相手に伝えることによりそれを否定されたり、嫌な顔をされるネガティブ・シミュレーションをしがちだからです。
当然、「あーして欲しい」「こーして欲しい」「もっと会いたい」「もっと連絡して欲しい」は心の奥に強く抑圧されることになりますし、不安や不満は溜まる一方なので「言えない自分」「伝えられない自分」を棚に上げて「女心を察せない男はダメ」「女が何も言わなくても動いてくれるのがイイ男」なんて言い出したりします。(自立系女子にも意外とありがち)
そんなこと言ったって多くの男はボンクラで、「察するって何それ美味しいの?」状態なので「彼軸女子」のストレスはたまる一方ですし、仮に彼が高性能の「察する力」をもっていたとしても人の欲には際限がありませんから「あれも察してこれも察して!!」という無限欲求状態になり、ついに相手がついてこれなくなったところで「やっぱりどーせ私は愛されない」という自己否定が発動し、恋愛を終わらせてしまうような大噴火(メンヘラ行動)を起こしてしまうなどするわけです。
一方で、「彼へのコントロールが強くなるタイプ」は「自己否定タイプ」のように内に溜めこんだり相手に伝えられなくてずっとモジモジしてるということではないのですが、
「こうしてくれないとイヤ」「あーしてくれないとイヤ」「尽くしてくれないとイヤ」みたいな感じで相手の生活態度や接し方や連絡頻度に過干渉したり、相手に対する否定的意見が恒常化してたり、ちょっとでも自分の思う通りにならないと露骨に不機嫌になったりする「傍若無人なお姫様(辛口スミマセン)」みたいな感じになってしまい、これもまた短命恋愛に繋がってしまいます。察しのとおり、相手への期待がとても強いのも、このコントロール欲求に根差しています。
これ、前者の「自己否定タイプ」と比べれば外面的には「自分軸」のように見えなくもないのですが、「彼の行動次第ですごくイライラしてしまってる(彼に振り回されてる)」「彼を矯正しようとしてる(常に彼に矢印が向いている)」
ということで、立派な「彼軸女子」になります。
彼軸女子の特徴を改めて振り返ってみますと、「彼に振り回されがち」「彼にモヤモヤしがち」「彼に意識いきすぎ」ということでしたが、この定義に従えばコントロールしがちなタイプの女子もガチガチな「彼軸」の状態にあるんですね。
また違った角度から見るのであれば前者は「自分にあまり自信がない彼軸」で、後者は「自分にわりと自信がある彼軸」だとも言えそうです。
ただ、どちらのタイプも紛れもない「彼軸」状態です。
なぜなら「彼の行動次第で自分の幸せ/不幸が決まってしまってる」「振り回されてる」からです。
次回の記事【無価値感編】に続きます。
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