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「良い人」ほど欠乏が強く闇が深い~渇望と満たされなさを癒やすためのヒント~

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【ツイートここから】


心が乱れる人は「良い人」であることが多い。

家庭が機能不全だった人は一見「良い人」に見える。

社交性があり周囲から好かれる。

でもそれは「仮面の姿」で自分を守る必要があったから。

幼少期から否定され「ありのままの自分」を封印したから。

「良い人」ほど闇が深いことも多いんです。

大切なのは、「頑張りすぎない」こと。

恋愛でも「良い人」になりすぎないのが大切です。


【ツイートここまで】



「良い人は都合の良い人」なんて言葉もあったりしますが、良い人ほどあらゆる場面で苦労することが多いみたいです。

私のもとに最も多く送られてくるご相談は恋愛相談、婚活相談、結婚生活の相談などパートナーシップの悩みなのですが「良い人ほど恋愛ダメダメになっちゃう問題」というのは確かにあるようです。



例えばある男性から送られてきたご相談では、
「彼女のために尽くして頑張ってきたのに彼女は最近なんだか塩対応だと思っていたらなんと彼女の浮気が発覚したあげく別れを告げられました。いわく『あなたは誠実で良い人なのは間違いないけど何かがたりない』というショッキングなことを言われました。誠実だからダメだったということなのでしょうか」というものがあります。


あるいは別の読者の女性から最近送られてきたご相談では、
「私は彼が大好きで彼のためなら手料理もつくるし、夜遅い時間に急に会いたいと言われても会いに行くし、何もかもを彼優先の生活にしてきたのに彼は冷たいです。どうしたら彼にもっと優しくしてもらえますか?」というものもありました。



この相談者さん二人、前者の男性のほうをAさん、後者の女性のほうをBさんとしてみましょうか。

なお二人には全く接点がなく、私が勝手に相談事例として取り上げてるだけなので混同しないようご注意ください笑

Aさん、Bさんともにきっと優しく、誠実で、相手のことを誰よりも思いやり、精一杯尽くしてきたのだと思いますがBさんはそれが全く報われてないみたいですし、Aさんに至っては彼女に浮気されたあげく振られるという結末を迎えています。

これっていったいどういうことなのでしょうか。





ご相談文章を見る限り、AさんもBさんも正真正銘の「良い人」だということが分かると思います。

Aさんは「彼女のために色々尽くして頑張ってきた」と書いてくれましたし、Bさんは「彼のためなら手料理もつくるし、夜遅い時間に急に会いたいと言われても会いに行くし、何もかもを彼優先の生活にしてきたのに」と書いてくれました。

お二人とも恋人に対して誠実に接してたし、恋人に対して優しくしていたはずですし、恋人も求めることをやっていたというのに結果はかんばしくない、、、これってどうすれば良いのでしょうか。そんなご相談ですよね。




結論を言えば「これこれこういう行動をすれば確実に愛される」ということは断言できないし、そんな魔法のような行動や言葉はこの世には存在しないということです。

当たり前と言えば当たり前というか、そもそもパートナーシップは「相手」あってのことですので自分が良かれと思ってした行動が相手の琴線に触れるとは限りませんし、その行動に対して相手がどう出るかなど読みようがありません。



Aさん、Bさんともに「こういう行動をしたのに報われなかった、どうすればいいのでしょうか」という主旨のご相談をくれましたが、結論から言えば「私には分からない」んです。

どこぞの恋愛アドバイザーや恋愛コーチングみたいな人であれば、「そうだったのですね。それだったらラインの頻度をちょっと減らしてみましょうか」ですとか「依存分散のために趣味をつくってみましょうか」とか言うんでしょうけど、
私は恋愛アドバイザーではないのでそういった「相手を振り向かせる恋愛術」のようなものはまるっきし門外漢ですし、そんな門外漢の私に言わせてもらえばそういう恋愛テクもまた「恋愛は相手ありきなんだからそんなテクニックが功を奏するかは分からんやろ」と余計なツッコミを入れたくなってしまうわけであります。



私がいちカウンセラーとしてAさん、Bさんに助言してあげられることは「彼女や彼を振りむかせるテクニック」ではなく、Aさん、Bさんが幸せになるための「在り方」「マインド」のようなものです。

そして、パートナーシップにおいてはそういう「在り方」が何よりも重要だと私は確信しています。

なぜか。それは「在り方」が整っていないとどんなに相手から大切にされたところで虚しい欠乏を強く感じるようになりますし、そんな虚しい欠乏が理由となって相手にますます多くのものを求めるようになりますし、穴の空いたバケツが水をサラサラと漏れ出させていくように、そんな欠乏状態では相手の愛情を存分に受け取れないからです。

つまり、「在り方」が整っていないとどんなに尽くしたところで、尽くしてもらったところで、幸せになんてなれないのです。

そして、AさんとBさんに辛辣な言葉をプレゼントして差し上げましょう。
どうかこの言葉がきっかけでお二人がRKサロンやRKマガジンを退会されないことを祈りつつ笑


私がAさんとBさんにお伝えしたいことは、
「”良い人”になってしまい、つい相手からの見返りを求めてしまうのは自分の心が欠乏してるからかもしれないよ」というものです。





ーー心が乱れる人は「良い人」であることが多い。ーー


ツイートにはそう書きました。

まさに、AさんとBさんは恋愛で相手に尽くしすぎたことで、そしてその「尽くし」が報われなかったことで、心にダメージを受け心を大きく乱されてしまってる状況かと推察します。

とくにAさんは今回の件で、心が乱れてるどころか心に大きく傷を負い、心に大きな穴が空いてしまってる状況かと思いますのでこれより先の文章はある程度時間をおいて少しづつ傷が癒えてきてから読んでいただきたいのですが、

(私が言うまでもなく、失恋の深く痛い傷は時の流れの作用により多くの場合、日常生活に復帰できる程度には癒されるものです。)

つい「良い人」になって相手に奉仕しすぎてしまったり、相手に尽くしすぎてしまったり、優しくしすぎてしまったり、過剰なまでに相手軸になってしまう背景には自らの「欠乏感」があるものです。


ーー「良い人」ほど闇が深いことも多いんです。ーー

ツイートには別の角度からこのような表現をしましたが、結局言いたいことは同じことです。



どうして闇が深いと良い人になってしまうのでしょうか。

どうして欠乏感があると良い人になってしまうのでしょうか…


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