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意見を言われた時に「責められてる」と感じてしまう人

【ツイートより引用】

意見を言われた時に『責められてる』と感じる人。幼い頃から否定され続けた場合が多い。

ただの話し合いなのに「私がどうせ間違ってる」と自己否定し、質問されただけで「問い詰められてる」と感じる。

周囲から何を言われるか極度に怖れて「正解」を探すようになる。当然メンタル疲弊します。

大切なのは「他者の意見」を「自分の価値」と直結させて考えないことです。

「他人の意見は他人の意見であり、それは自分の価値とは全く別のところにある」という考え方を持つのが大切になってきます。

ーー「他人の意見は他人の意見であり、それは自分の価値とは全く別のところにある」という考え方を持つのが大切になってきます。ーー

少し上でこのように書きました。

ここが今回の投稿のキーポイントになってきます。

少し表現を変えれば、「他者意見と自己価値の分離」という風にも言えます。


ツイートでは、

ーーただの話し合いなのに「私がどうせ間違ってる」と自己否定し、質問されただけで「問い詰められてる」と感じる。ーー

こんな例を挙げましたが、まさにこれは「話し合い」という他者の意見を自分の価値やアイデンティティに直結させ、
「君はどうしたいの?」「君はどう思うの?」という単なる質問を、相手の雰囲気や様相から「この人は私を責めたいんだ」という風にある意味ねじまげて解釈してしまっていると言えます。


覚えておいて欲しいのは…

「あなたにはあなたの唯一の価値がある」ということです。

それは他者の批判や否定、評価、マウントなどで貶められるようなものではありませんし、穢されることは決してありません。

綺麗事のようにも聞こえるかもしれませんが、
この考え方があるのと無いのとでは「人生やパートナーシップにおける生きやすさ」が段違いに変わってくるでしょう。

「他者の意見を自分の価値と直結させてしまう」

その前提には、「自分の価値とは他者の意見や評価で決まるもの」という(深層心理における)考え方があります。

「私の価値は私が決めるのではなく、他者が決めるもの」という前提があるからこそ、
「他者意見=自己価値」としてしまうという、シンプルと言えばシンプルな式ですね。

でもまぁ、この前提は正直言ってめちゃくちゃ厄介です。

「私の価値は私が決めるのではなく、他者が決めるもの」という前提が根深ければ根深いほど、
他者の顔色や他者のご機嫌に左右されて毎日疲れ切ってしまうでしょう。

「私の価値は私が決めるのではなく、他者が決めるもの」という前提が根深ければ根深いほど、
「こうしなければいけない」「あーしなければいけない」「相手に価値を認めてもらうために頑張らなきゃいけない」という自己強制感も強くなるでしょう。

「私の価値は私が決めるのではなく、他者が決めるもの」という前提が根深ければ根深いほど、
パートナーシップにおいて「彼に存在を認めてもらうにはどうしたらいいか」「彼女に嫌われないためにはどうすればいいか」「相手のご満足=自分の価値」という風になってしまうでしょう。

あるいは、「私の価値は私が決めるのではなく、他者が決めるもの」という前提が根深ければ根深いほど、
私の投稿を見て「そんなの頭では分かってるけどムリだよ…」という絶望感に繋がってしまうでしょう。

ではこの厄介な前提…

「私の価値は私が決めるのではなく、他者が決めるもの」

という根深い観念はいったいどこからくるのかと言えば、

ーー幼い頃から否定され続けた場合が多い。ーー

このようにツイートで書いたとおり、幼少環境が強い影響を与えている場合が多いです。

・親が否定してくるタイプだった

・親が過干渉してくるタイプだった

・親が比べてくるタイプだった

・親が気分屋で喜んだり怒ったりの落差が激しかった

・親が過保護だった

・親が期待過剰だった

・親が過度な放任主義だった

そういった環境ですと「私の価値は親が決めるもの」「親が褒めてくれなければ私には価値がない」「私は私のままでは価値がない」という思考が強化されていきます。

もちろん親子関係が全てではなく、きょうだいとの関係や親友との関係、そして大失恋なども深層心理にとてつもなく大きなインパクトを与えますが、
繊細すぎる性格というのは幼少期に端を発していることが多いのもまた事実です。


・まずは、「自分の心理の背景」「自分の心理の構造」「自分の心理のメカニズム」を知っていくこと。

・さらに、「どうして私はこんなに相手の意見ばかり気にしてしまうのだろう…」という自己対話を重ねていくこと。

・そして、「私は私、相手は相手」という切り離しを粘り強く行っていくこと。

こういったことが大切になってくるのかなと思います。


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