千葉大学発の起業家の告白|第三章|神崎陸
自立2019年4月、別のインターン先を辞めることにした。友人の八代が起業することになり、その会社を手伝うことになったからだ。私は、副社長だった。会社を立ち上げ、彼は中高の同級生であった。私たちはお互いの強みがある領域で通販サービスを提供することに決めた。私はメーカーの営業手法や海外のベンチマークサービスの調査を担当し、彼は持ち前の積極性と面白さで人との繋がりや開発部分を担った。
まだ学生だった二人は、切り詰めた給料のみもらい、自分は実家から通い、彼は彼女の家からオフィスに通勤