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UNIVERSAL MUSIC STUDIOS HARAJUKUを見学さてもらいました

リニューアルオープンした音楽制作スタジオ、UNIVERSAL MUSIC STUDIOS HARAJUKUを見学させてもらいました。

音像が自分の記憶にあるドルビーアトモス曲を中心に再生して試聴させてもらいましたが、米国キャピトル・スタジオと同等の調整がなされているPMCの9.1.4チャンネルのモニタリングシステムは非常に迫力と音圧があり、「これがキャピトルの音か〜」と興奮しました。

PMC製スピーカーで構成されたDolby Atmos Musicのミキシングスペース

スピーカーは前方、ワイド、横、後ろ、そして天井といくつかの機種が組み合わせて設置されていましたが、スピーカーの大小を感じさせず、全周どの方向からも繋がりの良い音場で、ドルビーアトモスらしい重量感のある低音も味わえます。

先日、古賀 健一さんの Xylomania Studio「スタジオ2」でも感じましたが、奥行きがない薄型のフォルムにもかかわらず、Ci Seriesの音は素晴らしいなと。

ワイド、サラウンド、サラウンドバッグ、ハイトスピーカーにCi Seriesが採用されていた

https://www.pmc-speakers.com/products/custom-installation/ci-series

また、左右のワイドスピーカーを含む前方5本のスピーカーは、音作りをするエンジニアにとって、非常にやりがいがあるだろうなと思いました。

地平のスピーカー9本は、エンジニア憧れの環境

出音はDolby Atmos Music用のターゲットカーブで調整されており、スピーカーで再生したときの音像と、ヘッドフォンで再生したときのイメージがほぼ違いが無いように追い込まれています。ミュージシャンやエンジニア、制作に携わるスタッフの皆さんは、眼の前に飛び出て来る音をただ信じて作業すればよいという安心感があります。

クラシック音楽やアコースティック音楽もいくつか再生させてもらいましたが、気持ちよかったです。

コントロールルームの隣には、ドラム録音もできるブースが併設されており、ミックスだけでなく、レコーディングからこのスタジオで取り組めるようになっています。ユニバーサル ミュージック契約アーティストの皆さんが、こんな素晴らしい環境で音楽制作できるのは羨ましい限りです。

ドラムを録音するのに十分な広さのブースを併設

貴重な機会をありがとうございました。

帰り道にふらっと渋谷ロックオンカンパニーに立ち寄ってしまったのですが、お店を出る時にはカバンの中に1本マイクが入っていました。不思議なことがあるものです。

中古マイクを買ってしまった

余談ですが、ロックオンさんでは絶賛スタッフ募集中との事ですので、プロオーディオに関心のある方はお店まで!

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