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【読書録】『世界一流エンジニアの思考法』 牛尾剛

雑に要約

仕事に取り組む時の思考法を変えると生産性あがって、仕事以外の人生の質もあがっていく。どうしたら自分の人生が幸せになるか主体的に考え選択していくと人生もっと幸せになれる!
エンジニアとして上達していくためのマインドセットがいろいろ紹介されている本

読んでみての感想

エンジニアとしてだけでなく、この先の人生の中で新しいことを学んだり、いろんなことに挑戦していく上でもとても参考になる本だった。

頭がよくても「理解」には時間がかかる
ここの部分がこの本を読んでの一番の学びだった。
表面をさらうのが比較的得意な反面、いつも物事の理解の深みに行けないのが自分の長年の悩みだった。自分は頭が悪いから仕方がない、頭の良い人とは脳の作りが違うから無理だ、と勝手に決めつけていた。ただこの文章に出会って、根本原因と解決策を見つけることができた気がした。自分は理解に時間をかけていなかったんだ。確かに自分の過去を振り返れば、早く理解しなきゃと知らず知らずのうちに焦っていて深く理解していなかった気がする。何をそんなに生き急いでいたんだろう…。長年の癖を辞めるのは一筋縄ではいかないと思うが、徹底的に理解する習慣を身につけたい。

そして、その理解が説明可能になってるかまで確かめられるようにしていきたい。というのも、自分は人に物事を教えるのにとんでもない苦手意識があった。なので、今までさんざん後輩指導から逃げ続けてきた。でも、ただ理解するだけでなく、人に説明可能なレベルまで理解できているかを確認することで、人に物事を教えることも克服できそうな気がした。文中で、説明可能なレベルにする訓練のひとつとしてブログを書くのを勧めていた。noteでのアウトプットを増やすのと、今までやってこなかった技術ブログにも取り組んでみたい。

試行錯誤は悪である
今まで自分はできないという思い込みのせいで、思いつきをひたすら試し、量でごまかそうとする傾向にあることに気づいた。数打ちゃ当たる的な精神論。当然たまにしかうまくいかない。事実を見つけて、仮説をいくつか立てて、それを証明するために行動する。障害の問い合わせ対応とかってお客さんに迷惑かけてることもあり私は1人で勝手に焦りがち。一番の近道はしっかり情報収集を行い、それに基づいて仮説を立てて行動すること。仮に情報収集をすっとばして思いつくことがあっても、それを裏付ける事実確認をしてから証明する行動を取りたい。

「結果を出す」から「バリューを出す」へ
社内の新規事業部で働いていて、会社からも当然結果を出すことを求められていたし、自分自身も結果を出すことに固執しすぎていたように思う。取り組みの中で得た学びのシェアはちゃんとできていなかった。結果を出せなかったというマイナスの反省と自分への責めで終わらせずに、プラスの方向にも振り返り、この仕事での学びは何か、今後会社の財産になるものは何か、を考えてチームにも共有する時間を持っていきたい。


生産性あげなきゃという意識からくるものなのかよくわからないが、全体的に自分は仕事中焦りがちなことに気づけた。そういえば仕事中、「落ち着いて」と先輩に何度か言われることがあったが、そういうことだったんだと納得。焦らずゆっくり、確実にこの本で学んだ思考法を自分の人生に取り入れていきたい。

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