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オタク気質な人に、広告運用の仕事が向いている3つの理由

川手@RKawtrです。

実はアニメや漫画が好きでよく見たり読んだりしている方なのですが、広告運用の仕事は常々「オタク(ギーク)」な人間の方が向いている仕事なのではないかと考えています。

「1つの事に集中できる以上、素質がある(東大に入れる)」といったドラゴン桜的な話ではなく、単純に「オタク(ギーク)」という属性と、「運用型広告」「マーケティング」の要素の、相性が単純に良いと思うからです。

今日はその点について触れ、オタク気質な人間に広告運用の仕事が向いている3つの理由を解説できればと思います。

オタク気質な人間に、広告運用の仕事が向いている3つの理由

(1)オタクは想像力・意思疎通力が高いである

以前にnoteでお伝えした通り、例えばオタキング事、岡田斗司夫@ToshioOkadaの想像力は、俗人のそれとは一線を画したものがあります。

以下動画内で、「宝くじで4億円が当たった人の心理」を岡田氏は非常に巧みに読み解いています。

(14:32頃)例えばまあ、具体的な話をしましょう。4億円当たったとしましょう。そのうちの1億でマンションを買ったと、かなりいいマンション。残り3億は持っておくだけで、いざという時のために備えて。税金とかは考えない。今は税金いくら取られるとかは考えない。で、1億円のマンションを買うだけ。そうするとね、どうなるかというと。1億円のマンションに住んでいて、ま、家賃かからないかも分からないんだけど、3億円持ってて、あとはね、毎日毎日、貯金が目減りすることを、感じなきゃいけないんですよ。で、「3億円の貯金が別に2億9000万とか、2億8000万になっても平気じゃないか?」って思うのは、僕らがまだ4億持ってないからなんですよ(笑)4億具体的に持っちゃうと、そのうちの1億をすでに不動産で使ってしまって、残り3億がじんわり目減りしていく時に、これに耐え切れる人ってなかなかいないですよ。

オタク気質な人間は内向的な要素が強く、思考力は強いものの、外部に情報発信する力はそれほど強くないことが多いのですが、岡田氏ほどの話術があると、如何にもともと想像力があり、それを自分以外の人間に面白く伝えられているかがよくわかります。

またオタク気質な人間は、幼少期の環境的に読書の機会に人より多く恵まれていたケースが多いように感じます。それらにはもちろん、漫画を含みます。例えば自分自身、実家の近くにはBOOK・OFFがあり、漫画は実質読み放題な環境で育ちました。また私の家人(同業者)の実家には、少女漫画が数百冊あり、それらから先人たちの知恵や、漫画の技法の数々を、自然と目に触れる機会に恵まれてきました。

このような経験や体験を積んでいる点、他の人に比べてオタクは圧倒的に優位です。例えば感覚的に「こだわる」とはどういうことか「ディティールを詰める」とはどういうことか、それとなく言われただけで、オタク気質のある人は瞬時にわかってしまうのです。これほどコミュニケーション効率よく、意思疎通ができてしまうのは幼少期から人格形成期(中学2年生ぐらいまで)にそのようなオタク的情報を摂取することができたからに他なりません。

(2)プラットフォーマーの気持ちが、なんとなくわかる

例えば映画「ソーシャル・ネットワーク」をみたことがありますか?

映画「ソーシャル・ネットワーク」はfacebookの立ち上げ前から、数年後の世界を描いたアメリカ映画です。しかし、実は映画「ソーシャル・ネットワーク」は全く事実には即していません。監督のデヴィッド・フィンチャー、
脚本のアーロン・ソーキンがマークザッカーバーグに取材、監修の依頼を試みたところ拒否されてしまい、facebook側の監修を受けることができなかったためです。(しかしこれが逆に映画の客観性を高めるためにはよかったと、アーロンはのちに語っています。またfacebookの共同経営者・エドゥアルドは個人的に監修に参加)作中冒頭に登場するfacebookの作成のきっかけにもなったとも言えるマークザッカーバーグの彼女、エリカはそもそも実在しない可能性も高いとされています。

他にもマークザッカーバーグに対して「THEをとれ、THE FACEBOOKを、facebookにしろ」とアドバイスをしたとされる初代facebook社長のショーン・パーカーは「あんなに俺かっこよくないわw」と後にコメントをしていたり、マークザッカーバーグ自身も映画について「事実とは異なる」とコメントをしていたりします。

ただし、一部事実が含まれています。例えばマークザッカーバーグ自身も、「映画の大半は事実とは異なるが、確かにGAPのパーカーはよく着ていた。衣装に関しては完璧だ」とコメントをしています。また監修こそは断ったものの、結局映画の内容が気になってしまい、全米公開後にfacebookのスタッフ一同で映画館を貸し切り、映画を鑑賞しています。この辺りのマークザッカーバーグの心境、ピュアな心意気、オタク気質な人なら、なんとなくわかるのではないでしょうか。自分はなんかちょっとわかります。

またアメリカ西部海岸を舞台にした海外ドラマ作品、「シリコンバレー」をご存知ですか。

登場人物の服装や言動をみた瞬間、「あれ、どうみても我々の仲間では?w」と自分は思ってしまいました。結構広告運用者ってイベント登壇時の服装で判断してしまいがちですが、社内にいるときはすごくラフな格好をしていますし、それこそGAPパーカーを着ている人なんてすごく多いんじゃないかと思います。

(3)新しいものを求めつつ、自分を縛る

オタク気質な人ほど、常に新しいものを求めます。例えばデバイスもいち早く最新のものを導入したり、生活を便利に、より効率の良い体験をしようとガジェットアイテムをいち早く導入し、生活の利便性を追求したがる傾向にあるような気がします。

ただし、結構コアな部分に関しては不動の場合も多く、例えばやたらと「黒」を基調にした服を着てみたり、好きな食べ物を何度も何度もヘビーリピートしたり、同じ服を着たり、コンビニに行った際も同じものを買ってしまったり、レストランでも同じものを注文しがちです。

ただし知見に関しても、古典を重んじつつ、新しいものに関してはとにかく何度も試すに留まる傾向にあるように感じます。「自分の原体験(特に成功)」を重んじるというのは、普通の人よりも強い傾向としてあるように思います。またそれらは、よくも悪くも作用します。時には時代の急激な変化に乗り遅れることを招きますが、いくら情報の流れが活発になったとしても、不動の部分は必ず存在します。ある意味地に足がついているというか、そうする不動の部分があることによって、色々な物を試し、管理するリソースを心の中で設けているのではないでしょうか。

最後に

オタクは常に最適化を求めます。例えば自分も職住近郊にこだわり、先日引っ越しをしました。これについては詳細下記noteにまとめています。

また自分が所属している広告代理店では、過去にオフィスに炊飯器を設置し、そこでお昼を食べようとしているメンバーを見かけたりしました。これはオタクというよりも、どちらかといえばギーク的な素養の方が強いかもしれません。そんな訳で、もしオタクな趣味をお持ちで仕事を探していたら、ぜひ広告運用のお仕事はオススメです。もしよろしければご検討を!!

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