【書評】「ハイスコア」高崎圭吾

お久しぶりです。リコです。

最近は読書欲がすごく、月に目標数を決めて本を読んでいます。


ところで今回から、要約の仕方を変えました。
自分が大切だと思うことを3つに絞り、またその1つについて3つの事象で深掘りしながら自分の考えを述べるという方法に変更しました。



今回私が読んだのは「ハイスコア」という本です。自己啓発系の内容で、人生を最低限に生きるか最大限に生きるか、という内容が書かれていました。


何か頑張りたいと思っている人や頑張っている人、今自分が常識などに縛り付けられている人などにぜひ読んで欲しい一冊です。



<大切だと思った3点>


この本の中で大切だと思った内容はこの3点です。

①当たり前のことをしっかりと努力することができる人がうまくいく!

②生きやすくなるための色々。

③ただ頑張るのではなく、”頑張る方向性”を決めること。



①当たり前のことをしっかりと努力することができる人がうまくいく!

この作者は文中で、「頭脳より、ハートの良いひとがうまくいく世の中にしていきたいと考えている。」という発言をよくします。難しいことではなく、「挨拶をしっかりとする」「感謝の気持ちをしっかりと伝える」などの「人として」という部分を大切にしているのです。

(1)約束を行動で守った数が信頼に繋がる。
口だけではなく、それをどれだけ行動として守れるかどうかが大切になってきます。どれだけ口で「頑張ります」と言っても、遅刻してくる人に対してその熱意は感じられないし、期待もしませんよね。文中で「信頼はBe,信用はDo」という言葉があります。信頼という言葉は英語でtrustというのに対して、信用という言葉はcreditと言います。クレジットカードは、きちんと期日までにお金を払うことができる行動を信用してお金を貸しているわけです。そのため、約束を行動で守れば守るほど信用に繋がります。それは対人に対しても同じ。小さな約束でも忘れずに守っていこうと思いました。

(2)与えてもらうだけでなく、何かを与えることができるか。
作者には、師匠という存在がいました。師匠にいつも与えるだけでなく、自分が何かを与えることができるかを考えており、「受けた恩は鉄の金庫にしまって鍵をかける。してあげたことは忘却の彼方へ。」という言葉を大切にしているのだそうです。恩送りという言葉がありますが、恩返しの精神も大切にしていきたいなと思います。

(3)基本を愚直に徹底的にやる。
基本があってこその応用ですよね。「愚直」という言葉は、私がアニキのような師匠のような先輩にもらった言葉です。本来は「ばか正直」という意味であまり良い意味ではないですが、愚直に物事に取り組んだ事実は自分の自信になると信じています。ズルをして得た結果は自信にならないと思います。目の前のことをしっかり努力する人になって自信に繋げていきたいです。


②生きやすくなるための色々。

(1)人生は平均台を歩いているのではない。
『学校の先生は「平均台の上をまっすぐ歩いて。落っこちたら大変だ!」みたいなことばかり言っている。一歩下に落ちても大地があるだけだ。細い一本ではない。』これは、文中で斎藤一人氏が言っていた言葉です。学校の先生だけでなく、世間に対しても言えることで「こういう人生が正解だ、安全だ」という意見は本当に正しいのでしょうか?もし、失敗をしてもそれが何か将来に繋がっていると思います。エジソンは1000回の失敗を失敗と捉えておらず「うまくいかない1000通りの方法を証明しただけだ。」といっています。失敗なんてものは捉え方次第で、存在しないのかもしれませんね。

(2)知識は自分を自由にするためのもの。
無知の知という言葉は「賢者は知らないことを知っている。逆に愚者は自分はだいたい知っているとおごっているばかりに学ぼうとしない。」という意味です。本なり勉強なり、自分に知識をつけることで自分の幅を広げたり選択肢を広げることができると思います。ただ知っている・分かっているだけではなく行動に移して行くことが大切です。

(2)常識は多数派意見。
文中では私たちがいつも「常識」だと思っていることについて書かれていて、常識が正しい訳ではなく、ただの多数派意見ということが伝えられています。その中でも「無宗教の日本人の判断軸は”世間体”」という一言が衝撃でした。自分も含めて「どう思われるか?」という観点で物事を判断している人が多いなあと感じます。自分はどうしたいのか?という直感や気持ちを大切にしていきたいです。




③ただ頑張るのではなく、”頑張る方向性”を決めること。

(1)あとに残る頑張り方をする。
時間を未来に投資するという意味でもあり、今時間をどのように使うかどうかによって、未来の時間の使い方が変わってくるという内容です。文中に例に出されていたチョウチョの話がすごく面白かったです。チョウチョを捕まえるために、今飛んでいる1匹を取るために必死になるか、花壇を買ってきて花を綺麗に育ててチョウチョをたくさん呼び寄せるか。後者だとまた、多くのチョウチョが集まってきますよね。これが文中で言われる「あとに残る頑張り方」です。頑張り方を考える必要があるという内容でした。

(2)自分の在り方Beが大切。
何が欲しいのか(have)何をしたいか(do)ではなく、”どうなりたいか(Be)”を考えて行動することが大切だと言っています。就活を通して人生を通してどういう人になりたいのか、考えたなあ〜と思い出しました。どうなりたいのか考えると行動も変わってくるかもしれませんね。

(3)柔軟に再選択する。
自分が過去に選択したことに執着しないことが大切だと言っています。その時々で選択を柔軟に変えることが大切です。「言い訳は過去の選択の正当化」という言葉も印象に残っていて、言い訳をしたくないな〜と感じました。正解はないと思いますが、自分が選択してきたことは正解にしていきたいと思います。


*他のお気に入りのフレーズ

・年は取るものではなく、美しく重ねるもの!
単位を「歳」ではなく、「カラット」にする。

・自分の人生でさえ傍観している人の唯一の楽しみは目指している人の批判すること。


*まとめ

自分の一度きりの人生をどう生きるかは自分次第ですね!


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