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仕事を辞める前に知っておくこととは?

今年になってから20代の若者がかなりの勢いで早期離職をしています。

厚生労働省が2020年に報告したデータによると、2019年における入社3年以内の離職者は約3割です。 大学卒の離職率が32.8%、短大卒は43.0%、高校卒は39.5%、中学校卒は59.8%となっていますが、実感値としてはこの数値以上に離職が進んでいる感覚です。

20代の若者が会社を辞める理由は多岐にわたりますが、以下は一般的に挙げられる理です。

①価値観の不一致
いまの20代は多様性やインクルーシブな環境を重視することが多く、会社や社員との価値観や文化が合わないと感じると、辞めることを選択することがあります。

②働き方の柔軟性の欠如
リモートワークやフレックスタイムなど、働き方の柔軟性を求める声が高まっています。そのような要望が叶えられない場合、他の職を探すことがあります。

③キャリアプランとの不一致
いまの20代は自分の成長やキャリアの方向性を重視する傾向が強く、その機会が感じられない場所では長く働くことが難しいと感じ転職を考える方もいます。

④報酬や待遇への不満
給与や福利厚生、休日数などが期待通りでない場合、多くの求人がネット上に存在するため、より良い報酬や待遇を求めて転職することも。

⑤新しい分野やトレンドに挑戦
いまの若者は転職へのハードルが低く、新しい分野やスキル、トレンドに敏感で、それら挑戦を求めて転職をすることがあります。

いまの20代はデジタルネイティブと言われ、インターネットなどが生まれた時からあり、転職や求人、それらにまつわる情報をネットから多く得られるため、転職をし易いというのも特徴です。


一方で、転職をして全ての若者が上手くいくかと言いますと必ずしもそうではありません。

理由としては、ネット上にある転職や求人などの情報は、広告や宣伝のためにポジティブな情報だけが切り取られ掲載載されていることが殆どで、それらを見て上手くいくと信じて入り、ネガティブな情報に触れて退職してしまう方もいます。

また、高い報酬や福利厚生を求めての転職をしたものの、プロスポーツ選手と一緒で、報酬や待遇が上がれば求められるものも高くなり、残業が無い分短時間で仕事を終わらせなくてはいけないなど、コスト・タイムパフォーマンスを求められるという厳しい現実に直面するからです。

もちろん、転職をして環境を変えることで成長や成果をあげる方がいるのも事実ですが、転職後に後ろ向きな情報や厳しい現実を知って、再度の転職をすることになったり、悩んでしまってメンタルヘルス不調になる方もいらっしゃいますので、転職を検討する際には、「後ろ向きな情報・厳しい部分」にも目を向け、慎重に検討するようにしてみてください。

働く20代のメンタル保健室では、今の仕事を続けるべきかどうかの相談や、後ろ向きな情報や・厳しい部分も含めた求人のご紹介などもやっておりますので、もしよろしければ是非お申し込みください。

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