幼稚園が嫌すぎてプリンセスになった話
幼稚園というものがとても嫌いだった。
今の語彙力で文句を言うとするならば
「社会性なんていらねぇよ!!!」
という感じである。
スーパー人見知り&ハイパー引っ込み思案だった私は、いつも大人の陰に隠れていた。
生まれた環境的にいつも誰かしら大人がいたので、家にいる間はまだ良かった。
だが幼稚園になるとそうはいかない。
嫌でも友だちを作らされるし、自分の意志というか意見みたいなものを求められる。
いじわるな女の子に理不尽につねられたりしたこともあった。
でも嫌と言えなかったし、泣くことでしか表現できなかったので先生を困らせてしまったこともあった。
(それが今じゃnoteでもリアルでもペラペラと喋れます!!)
「行きたくない」と言ってもなぜ行きたくないのか説明できないので、結局無理やり行かされる。
最悪のループができていた。
5歳の悟り
通園バスの中、幼い頭で必死に辿りついた考えはあるディズニープリンセスの影響だった。
ビデオが擦り切れるほど見ていた『白雪姫』や『眠れる森の美女』。
彼女たちは一度は最悪な場面に遭遇する。
「そうだ…ディズニープリンセスははじめ絶対大変な目にあう。だから今はその時期なんだ。私はプリンセスなんだ!」
今思うと短絡的すぎるが、本当に嫌なことを目の前にすると考えが極端になるものだ。
これを乗り越えればハッピーエンドになれる。
それがいつになるかはわからないけど、逃げられないなら考えを変えるしかない。
私の自己啓発はこの時から始まっていたのかもしれない。
僕は僕自身を愛してる 愛せてる。
『ライラック』Mrs. GREEN APPLE
このことが影響してるのかはわからないけれど、今は落ち込むことがあっても大抵は「まあ、なんとかなるか」と思える。
性格もそこまで良いとは言えないし、標準的な体型・体重じゃないけど、概ね満足している。
言葉にすると恥ずかしいが、自分のことが大好きだし愛してるのだ。
引き続きプリンセスマインドを持って過ごすだろう。
もはや無意識なので持つという感覚もないけれど。