kinGOさん編/皆と楽しむnoteフェス。企画二人目/朗読作品有り

note CREATOR FESTIVALを皆で楽しみたい！という思いから、noteで募集した企画に応募してくださった方の音声配信、No.2の回です。

No.2はkinGOさんです。
映画のような美しい動画や、心温まる物語、先の気になる小説を生み出されているkinGOさんですが、実はnoteも書かれています。

今回は創作部門にご応募いただきました。
プレnoteフェスの特別なコンテスト、＃わたしの舞台裏　をテーマにされた短編小説ですね。
タイトルは『散るリング』です。
kinGOさんの体験を元に書かれた、お仕事の舞台裏にまつわるお話。ちょっぴり不思議で、最後は温かい気持ちになりました。

『散るリング』

先日、お客様が身につけられていたブレスレットの繋ぎ目が取れてしまい、
飾り付けられていたパワーストーンが床に散らばってしまいました。

幸い全ての石は回収することは出来ました。
ところがお客様の顔の表情は曇ったまま、心配そうにそのアクセサリーを見つめて居ました。

「身内に何か起こったのかしら」

やはり年配の方は家族の生活を気に掛けて
いるのですね。

なので私がこんな話をさせて頂きました。

ブレスレット類にはその人へある種の禁示を念じ込む性質もあるらしい。
それは本人が意識しないでも自然に行われる。

それが解き放たれるのは込められた念が達成された時。
石が四方に飛ぶのは新たなスタートの印なのだそうだ。
決して悪い予感とは違う。

祖母からの話しをそのまま伝えた。

「成程、そう言えば私も同じようなことを聞いた気がするわ」

その方はそう言い、笑顔を取り戻し帰られました。

それから数日後、同じお客様が来店。
帰り際に、この間の出来事を嬉しそうに思い返して語ってくれました。

話しによると引きこもりの孫が何故か急に部屋から出て来るようになり、自立への気構えが芽生え始めたそうだ。

そのキッカケが何なのかは分かりませんが
孫を思う気持ちが形を変えて通じたのかも知れませんね。

『散るリング』朗読作品はこちら⬇️
作　kinGOさん　読み　りずむ
https://stand.fm/episodes/615bb52661dbeb000673725b

kinGOさん、ありがとうございました。

kinGOさんのnote⬇️
https://note.com/ki_ngo

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10月15日（金）から17日（日）の3日間開催されます。
プレnoteフェスも開催中。

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