見出し画像

私が"年収360万円から年収2,600万円"を得た方法

おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?

さて、今朝は、「無理なく年収アップ」していくための戦略について私なりの考えを書いてみようと思います✍️

考え方自体は正直そこまで目新しくないかもしれません。私の過去の経験が少しでも役に立てばと思っています。

私を年収2,600万円まで上げてくれたピボット転職

さて、もったいぶらずに結論を書いてしまうと、私はキャリアアップで「ピボット」を意識して行っています。

ここでいうピボットとは、バスケット選手が軸足を固定したままもう1つの足を他に動かす動作をイメージしています。

例えば、営業というスキルをもっている人が、同じ会社の同じプロダクトのフロントセールス向けのプロダクトマーケティングという職種に異動するような場合です。

職種の変化以外は、ほとんど全てがすでに自分が経験のあることで、会社内の人脈やプロダクトに関する知識、当然ながら業界知識や担当する国の状況などは変化がありません。

名称未設定5

GAFAではこういった社内異動が頻繁にあります。

「他の会社から同じ職種の全く知らない人を採用するより、ウチの会社・営業・プロダクト、社員についてよく知ってくれているAさんにこのポジションをやってもらった方がいいのではないか」という考えですね。

そして、このピボットは、当然ながら交わりが少なくなるほど、難易度が高くなります。

例えば上の営業Aさんが、たとえ同じ会社の中でも、いきなり本社のプロダクト・マネージャーになったり、他の国のプロダクト・マーケティング・マネージャーを担当するようなケースですね。ジャンプが大きくなり難易度が上がります。

ピボットにはいくつか種類がありますが、以下の5つが私のこれまでのキャリアの中では重要でした。

ピボットの種類
・職種のピボット
・業界のピボット
・会社のピボット
・国のピボット
・レイヤーのピボット

各ピボットについて私の例を以下でお話ししてみましょう。

なお、私は年収2,600万円のオファーはもらったのですが実は入社はしておらず、私の銀行口座には2,600万円の年収は入っておりません。理由が気になる方は、最後の「経験をとり年収を下げる勇気」をご参考ください。


ここまで大事だった最初の会社の選択

私の具体的な「ピボット」ストーリーですが、まず少し遡って年収約360万円頃です。

大学時代は、自分が目指してた大学に入学し、ひたすら資格の勉強ばかりをしている学生でした。今思えば、他にやっておけばな、と思うことのオンパレード。

そして、いざ就職活動。人気企業の商社や外資系企業などとりあえず応募し、片っ端から落とされる、そんなありさまでした。

そんな中、証券会社とインターネット関連のスタートアップから内定をいただき、「新しい業界のスタートアップの方がよさそう」という軽い気持ちでスタートアップを選ぶことに。

(ちなみに、証券会社の人事部長からは「渡した名刺返しに来い」と電話で一喝されたのを覚えています。)

名称未設定

そして、いざスタートアップで働き始めたのですが、全く相手にされない取引相手に日々営業電話をかけるのが本当にストレスな毎日でした。

「こんなことを繰り返す日々なら死んでも変わらないんじゃないか」と本気で思っていた頃で、今の自分からは想像もできません。

ただ、たまたま選んだこの会社の業界、事業が実はGAFAに就職する機会を与えてくることになります。

無名のスタートアップからGAFAへ(会社のピボット)

さて、自分の人生の「底」を生きていた私は、運良くGAFAからオファーをもらうことができました。

面接突破の過程などは他の記事で何回かすでに書いてますのでここでは省きます。

👇私のGAFA面接突破について書いた記事👇

年収が2倍弱上がる
さて、GAFAに転職した私ですが、そこでまず年収は2倍弱ほどあがり、500万円後半〜600万円くらいになったと思います。

ちなみに、給与交渉して断らることを恐れていた私は交渉など一切せず、正直にその時の給与を伝えて得た年収です。

GAFAからすると、「こんな年収うちじゃ安すぎて出せんわw」みたいな感じだったのではないでしょうか。

おそらくインターン生や新卒がもらうレベルの最低レベルのオファーだったのではないかと思います。私は喜んで即日承諾しました。

名称未設定 (1)

仕事も圧倒的に楽で楽しいものに

では、仕事が難しくなったかというと全くそんなことはありません。

むしろ、会社・プロダクトが圧倒的に優れており、スタートアップの時と類似の製品で同じような営業職でも「取引先の方から頼んで買ってくるような状態」があり、仕事はかえって楽になりました。

まさに、マーケティングでいうところの「製品のパフォーマンスが独自で圧倒的に優れている」プロダクトを売る仕事で、「売ろうとしなくても売れる」マーケティングが目指すべき状態。

同じ職種、同じ業界にもかかわらず、仕事が楽しく、以前より給与も高くなる、という状態を「会社のピボット」で私は得たわけです。

就職活動で「知名度がないスタートアップに入れば実力が上がる」と洗脳されていた私には、身をもって経験した市場の仕組みでした。

十分な資金力も、市場の中で優位なプロダクト・サービスがない会社で、経験のない新入社員ができることは、一般的には非常に限られていいます。世の中には、それを現場の営業努力でなんとかしようとしている会社がまだまだあるので、特に経験のない学生の方は注意してください。

では、こんな誰でも書いたいような製品の営業を続けていてスキルが磨かれるか、と言うとそれは当然磨かれません。

👇GAFAの営業職についた人がすべきことはコチラの記事に書きました👇

ピボットの連続で年収を上げ続ける

その後、私はGAFAの中で異動を何回かしていますが、同じところで回転するだけでなく、新しいスキルや経験など自分がもっていないものを得られるよう「ピボット」を意識しての異動です。

・海外オフィスへ異動する(国のピボット)
・別の事業部・職種への移動(職種へのピボット)
・事業責任者になる(レイヤーのピボット)

と繰り返し、気がつくと常に新しいことを学び、自然と年収も増えていったという感じです。

画像4

たまに、欲が出て、いきなり本社の全く関係のないポジションに応募したりもしていましが、当然ながらうまくいきません。

ただ、その失敗はいい学びで、キャリアでいきなり全く隣接点のないところにジャンプするのは難しいと言うことを身をもって体感しました。積み上げていくしかないわけです。

経験をとり年収を下げる勇気

では、常に年収が上がり続けていたか、というとそんなことはありませんでした。

名称未設定2

実はGAFAを辞めた後のとある転職で、複数社オファーを一度にいただいた時期があったのですが、新しい経験・スキルを得ることを重視して、700万円ほど年収を下げる選択をしていたりもします。

この時は、
・職種のピボット(多少重なりはある職種でした)
・会社のピボット
を目的にしていました。

そこそこ大きな減収だったかもしれません。

この頃になると、会社員で稼げる額のキャップがある程度見えてきて、将来的に億単位で稼げる人材になれるのか(社会に貢献できるのか)、というところが主眼になり数百万円程度の差は気にしていてはダメだなと思うようになってきたのが理由でした。

狙い通り新しい学びが日々あり、新しい経験をする、ということは達成できています。

ただ、この記事を書いている2021年9月現在、その時下げた年収分のリターンを実はまだ回収できていません。本当に正しい選択だったかどうか、また数年後の記事で答え合わせをしたいと思います。

外資に転職した人は、その後5回は転職を繰り返す

さて、ソースは忘れてしまったので、風の噂程度に聞いていただければと思いますが、

「一度外資系企業に転職した人は、その後引退まで転職を繰り返す」と言われています。

例外はもちろんあり、起業して成功した人はまさに例外の典型例ですね。

ただ、自分を見ても、周りを見ても、一般的な会社員にはあながち間違っていないデータだと感じます。

名称未設定

みなさんが、もし私のように外資系企業に転職してきた際は、「ピボット転職」を繰り返して、仕事の楽しさもましつつ(社会への貢献度も高めつつ)、年収アップも無理なく実現していただければと願っています。

朝から3,300字も書いてしまったようです。

まだまだ深くかけるテーマですが、今朝はここまで。

夢に向かって今日も一緒に充実した1日にしていきましょう✨

私のGAFA海外勤務ブログ

私と同じような志をもっている方に、少しでも役に立てればと思い、私がGAFAやユニコーン企業、外資系戦略コンサルティングファームの経験談や転職のアドバイスを「ピボット転職」というメディアにまとめています。

Google, Apple, Facebook, Amazonといった企業への転職を目指している方向けに、高度で質が高い内容に絞って、書いていっているので興味がある方はのぞいてみてください👀

画像7


人が新しい人生を切り開くことにつながるコンテンツを発信しています。