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作る人のストーリーに惹かれて

出会いはお茶目なプレゼント企画

このお店との出会いはインスタグラムの投稿でした⬇️⬇️⬇️

「感謝を込めて #プレゼント企画 、第4弾始動です」という見出しに、何のプレゼント?」と思わず反応したのですが、これはインスタではなくnote?と思うぐらい(笑)ボリュームいっぱいの文章が。

「これだけの文章を書くのにはきっと時間かかっただろうな。すごいな~」と、そんなところにまずは感心したことを覚えています。

投稿主さんは「味噌とこうじのすずはる」というお店の4代目店主の奥さまである女将さんです。長い文章だけれど、最後までとてもとても読みやすい。私はインスタの投稿文章は斜め読みで済ませてしまうことが多いのですが、この投稿は例外。しっかり最初から最後まで読みました。

文章がわかりやすいのはもちろんですが、何より印象に残ったのは、文章のあちこちに溢れるご自分のお店の商品やお客様への深い愛。きっと、リピーターさん多いんだろうなと想像しています。

投稿の最初は真面目なお話しですが、何と言ってもプレゼント応募要項の説明がとにかくお茶目&面白い(上記投稿から一部抜粋⬇️。でも、投稿内容はぜひ全文読んで下さいね)。

そして、応募要項です。
今回、クイズ形式にさせて頂きます😅
(中略)
クイズは、
①すずはる味噌の塩分量は?
②すずはるが思うすずはるの特徴とは?
③すずはる店主の身長は?
の3問です。
①はオンラインショップ等でもわかられると思います。②はすずはるが考える答えは2つあるのですが、1つ当たれば大丈夫だし、なるほどと思うものも正解です。そして③は、知らんわな😅ですよね?ここはプラマイ2センチまでを正解とさせて頂きます。さて、いかがでしょう?

私も思わず、「知らんわな」と思いながら、③番いろいろ考えましたよ。

そして、プレゼント企画 第4弾が終わったと思ったら、それから2カ月も経たない年末に、「プレゼント企画 第5弾」の投稿が。

今度は甘酒!そして応募要項はこちらでした⬇️

普通ハガキに、お名前、ご住所、お電話番号はもちろんですが、皆さんのこれぞと思う失敗談を書いて下さい😅 (中略)選者はすずはる家族。これは恥ずかしいかも😅と共感できた方、当選です❣️

こちらもぜひ投稿全文読んでくださいね。女将さんの失敗談も書かれていますから。こちらも茶目っ気あふれる内容で、どんな人がこの文章を書いているんだろうかと知りたくなります。

「最後の一滴まで残さずに」という気持ちに

そして、そんな楽しい投稿があったかと思うと、1月末にはこんな投稿も⬇️

この投稿では、お味噌のもとになる蒸し豆づくりについて書いていらっしゃいますが、それはもう大変な作業だということが文面からヒシヒシと伝わってきます。いくら忙しい時期だと言っても、9時に寝て、日が変わる頃に起きて作業開始とは。たたただ尊敬。

それだけ手をかけ愛情をかけ、大切に育てられた蒸し豆やお味噌だということを知ってしまうと、お味噌汁を飲むのも「残さず最後の一滴まで」という気持ちになります。

私も今回初めて、すずはるさんのお味噌を注文させてもらいました。すずはるさんは、「調合味噌」のお味噌屋さん。調合味噌については、すずはるさんのウェブサイトにこんな説明があります⬇️

もともと味噌は、米麹を主原料とした米味噌
豆麹を主原料とした豆味噌
麦麹を主原料とした麦味噌
2種類以上の味噌、もしくは2種類以上の麹を合わせた調合味噌
の4種類に大別されます。
すずはるの味噌は、米味噌以外は調合味噌の分類となっています。

ちなみに、お味噌は米麹を使った米味噌が圧倒的に多く、調合味噌は全体の1割ほど。

すずはるさんのウェブサイト⬇️

私は自分でお味噌汁を作るときは、いくつかのお味噌を組み合わせることが多いのですが、すずはるさんは、たとえば赤味噌の場合は、豆麹、黄麦麹、米麹の3種類の麹を調合しておられるとのこと。出来上がった赤味噌と白味噌を半分ずつ入れてマイルド感を出すべくお味噌汁を作るというのとは、少し違うのかな。

到着して、味見して、作ってみて

そして、先日楽しみにしていたすずはるさんのお味噌が到着しました~。

ラベルはすっきりスタイリッシュ。

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4つ並べて味見もしてみました。左から赤味噌、ミックス味噌、麦白味噌、白味噌です。光の加減で違いがさっぱりわかりませんね…。

とにかく!お味は4種類、それぞれ違いました。一番色の濃かった赤味噌が思ったよりもずっと優しい味で驚きました。私好みです。

白味噌については、関西人の私にとって、お正月のお雑煮に使う本当に白くて甘~いお味噌のイメージだったので、見たときは「白くないやん!」

ただ、すずはるさんの説明によると、「白」と言いながら実は「赤味噌」のようです。

米味噌(白) 全国的に味噌の供給の8割を占める米味噌。すずはるの米味噌もその8割に入りますが、一般的には赤味噌と呼ばれるタイプの味噌です。しかしすずはるの米味噌は全国的なものより減塩になるので、独自の旨味が際立ちます。独特な甘みと辛みの絶妙なバランスは売り切れ必至の自慢味噌です。

さっそくお味噌汁を作ってみました。4種類のうちどれから使おうか悩んだのですが、とりあえず手前にあった「白」で、えのきと長ネギのお味噌汁。

今回は最初から調合味噌なので、最初はほかのお味噌と組み合わせることなく単独で作ってみようとは思っていました。ただ、実を言うと、あとからほかのお味噌を入れて調整してもいいかな、と思っていたのです。

ところがところがです。なんと!足し算も引き算もまったく必要なし。味が一回でビシッと決まったのです。いつもと同じ出汁で同じように作ったのに。思わずお味噌に隠し味が入っているのでは?とラベルを凝視してしまいました。

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もちろん、大豆、米、麦、塩以外は原材料に入っていないんですけどね。それぐらい美味しく感じたっていうことです。

ラベルを見てもう一つ驚いたのは、塩味の強さがそれぞれ違うように思えるのに、塩分相当量は4種類どれも同じだったということ。

お味噌、深いな~。美味しいな~。

作る人のストーリーを際立たせたのは

「すずはる」さんとのご縁は、最初は「プレゼント企画」のお茶目な内容に惹かれるところから始まりました。ただ、実際に私がお味噌を注文してみようと思ったのは、お味噌の作り手さんがどんな仕事をしているのかを知ることができたから。それだけ大変な作業を経て出来上がったお味噌を食べてみたいと思ったからです。

作る人の顔やストーリーが浮かんでくる、語り手の愛情とユーモアあふれる文章が私にとっては何よりの広告文でした。

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