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今日のお酒: 熊本のお酒「産土」

お酒の飲めない私が最近ハマっているのは日本酒。
飲めないけれど、飲めないだけに、一口ずつを大事にしよう、好きなお酒を見つけてチョビチョビ楽しもうと、そんな気持ちで週末になると「今日の一本」を探しています。

熊本からやってきた「産土(うぶすな)」

今回のお酒はこちら。
「産土」
「うぶすな」と読むようです。

生酒です

熊本のお酒です。初めて飲んだ熊本のお酒。
「熊本と言えば、焼酎でしょ。日本酒もあるの?」なんて、思っていました。

しかし、

スタイリッシュなラベルに一目惚れ

まずはこのラベルに一目惚れ。
日本酒を醸す菌や酵母や微生物が描かれているスタイリッシュなデザインのラベルです。

このラベルに書かれたUbusunaという文字はこんなイメージを体現しているようです⬇️

英文の「ubusuna」は和水町の山々に現れる「龍のような霧」をイメージしたもの。

花の香酒造さんのウェブサイトより

そう言われると、確かに龍のようにも見えます。
霧が龍のように動きながら音もなくサーっと忍び寄って、あたりをあっという間に真っ白に変えてしまう、そんな景色が目の前に浮かびます。

王冠が飛ぶ?

酒屋さんの店頭のPOPには、このお酒について「王冠が必ず飛びますから、開ける時は気をつけて下さい」と注意書きがありました。

王冠が飛ぶっていったい?
開けるの怖い…

生酒なので、瓶の中でも発酵が続き、シュワシュワと発泡しているのでしょう。

が、幸いなことに、王冠が飛び、シュワーっとあたりが泡だらけという事態にならなくてすみました。でも、口に含んだときの発泡感はなかなかのもの。

肝心のお味は

口の中でシュワシュワと一緒にフルーティな甘さが広がります。
スパークリングワインに似てるとも言えますが、もちろんお米の芳醇な味はしっかり感じられます。
でも、爽やかでサラッと飲みやすい。
飲み干したときのあと口に濃厚さがしっかり残っているのは苦手だったりするのですが、このお酒はあくまでも軽やか。

炭酸の感じとスッキリした甘さが私のストライクゾーンど真ん中。

熊本と言えば、焼酎だとばかり思っていた私は、
「大変失礼しました。熊本の日本酒、たいそう美味しゅうございます」と思わず平伏して言いたくなったほど。

このお酒、熊本県玉名郡和水町にある花の香酒造さんという酒蔵で造っておられるようです。

「産土」についてもこちらのウェブサイトに説明があります。私は初めて聞いた言葉でした。
ウェブサイトもとってもスタイリッシュ。そして、含蓄のある言葉が並んでいます。

酒屋さんの棚でお隣に並んでいた500円ほど高い同じ産土シリーズのお酒、今度の週末にダッシュで買いに行くこと間違いなしです。

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