見出し画像

『アイデアなんて、誰でも思いつく』と言われた

学生だった頃、大人のひとが「アイデアなんて、誰でも思いつく。やるかやらないかだ」と言っていた。

当時の自分はそれに対して、同時期に同じアイデアを複数の人が思いつくなんてことあるもんかね。と、半信半疑だった。

けれど、社会人歴を重ねる中で、「なるほど、このことか」と思うことがいくつかあることに気がついた。

例えば、自分の場合、ちょうど10年くらい前に「海外生活のリアルを一般人視点でライブ撮影して、一緒に旅をしているような配信するのどうだろう」と思っていた。

影響を受けたのは、ニコニコ動画で20年くらい前?にはやっていた、実写版僕の夏休み動画だと思う。

この動画はリアルな田舎の良さが伝わってきて本当に大好きだった。

海外のロケ動画をやってみようかと思ったとき、この動画のことを思い出していたわけではないけれど、今思うとこの動画が原点な気がする。

もしかしたら既にロケ動画のアイデアをやっていた人はいるかもしれないけれど、自分は知らなかった。

そもそもその時代のYouTubeは今ほど盛況しておらず、どちらかと言うと「流行りに乗っかった寒い人がやってる」くらいの認知だった。

我ながら面白いアイデア思いついたな。と嬉々として知り合いに話したところ、そんな動画の需要はない。一般人の生活なんてコンテンツにならない。と一蹴された。

結果はどうだろう?

海外生活のリアルを配信している人、見ている人はたくさんいる。

動画配信者の中には、自分が思いついた時点で始めていた人。そのあと始めた人の両方があると思う。

けれど、思いついたことをやり続けた人だけが、そのアイデアを成立させられている。

ここから言えることは3つだ。

- アイデアは同時期に何人も思いつくことはある。
- 成否をわけるのは、やるかやらないかであり、アイデアの質はそれに劣る
- 世にないことをする場合、周りの意見は参考にならない

もちろん、成功の影で、没になったアイデアもたくさんあるだろうを

けれどら没になったアイデアも、行動する中で改善され、別の形で生きてくることもある。だからこそ、行動し世のリアクションを見ることでしか先には進めない。

そしてこの記事を見ている人に伝えたいのは一つである。

時間がたってから「いやー、あの時自分もあのアイデア思いついてたんだけど、〇〇がなくて…」なんてダサい言い訳をする未来を避けたいのであれば、自分が面白いと思ったら、小さくでも良いから、ぜひやってみることだ。

その繰り返しが、人生を少しずつ豊かにするのではなかろうか。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?