セラピストが縦の関係になるケースが頻発

縦の関係とは
・上下
・させる、させられる
・言う通りにさせる、させられる
・褒める、褒められる
・怒る、怒られる

ここで言う縦の関係とは

情報弱者と言わざるを得ない
対象者さんに対して、
できるできないは置いておいて、
知識を見せつけて優位な位置をとって
自分のペースでリハビリを行おうとする
セラピストの対応である。

自分が治療をすると考えて
優位に立っていると勘違いをしている人が増えている。

相手の持つリソースを使うことしかできない、新しい資源を与えることはできないにもかかわらずです。
(リハビリは勇気づけを除いては相手の治癒力を高める一助に過ぎない)

いつも主役は対象者だ!
私たちはOTという商品を独自の提案をして購入してもらい、期待を上回る実感を提供する義務がある。
そう、「感動」である。

説明をして、リハビリに参加する同意をいただき、その上で提案を受け入れてもらう必要がある。

ありがちなのは、出来ない理由や改善しない理由を文献から見つけるのに必死になっている姿である。
上司の同意を得るために信用性の低いシングルケースもしくはエビデンスレベルの低いデータを持ち出してあーだこーだと話をして共感を得る。もちろん自分がその対象者であれば受け入れ難い情報満載である。

あなたはデータによると良くなりません。
治らない前提で一生懸命リハビリをします。
対象者は1%の可能性を諦める人でしょうか?
私なら諦めません。
できる限りの手を尽くして効果を出して欲しいと思います。
もちろん機能訓練をやって欲しいということではなく、「改善の提案」を出しうる限り山のような選択肢の中から、良くなりそうなものを片っ端から試すくらいの意気込みと、それに耐えられますかというくらいの本気の提案をして欲しいものです。アドヒアランスが低いのは提案に問題がある可能性があります。

今の時代はパターナリズムでも、ICでも無くなってきている時代です。

SDM Shared decision-making in medicine
意思共有決定

相手の希望に沿った選択肢を提示した上で同意を得て、たとえ達成する可能性が引くても選べる権利がある前提で提案していくこと。
専門家としての意見は当然推薦した上での選択ができるというものです。

例えば「外国人だからお箸を使わない」

この色眼鏡を外してみませんか?
親日家の方はたくさんいます。

多様化の時代に突入し、個々人の尊厳を意識したサービス提供が今後の生き残り、AIに勝る、生き残るセラピストだと思います。相手を勇気づけ、信じ、共に行動していく姿勢を持って困難を克服していけるパートナーになってみませんか?

勝手気ままに思いを書き綴らせていただきました。
失礼します!

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