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2024年9月のセルフステートメント

2024年9月7日開催の、『フラワーデモ横浜』に向けての、セルフステートメントです。
この内容に関して、フラワーデモ運営の皆さんは関与していないのをご留意ください。

フラワーデモ横浜のXアカウントより

今日は9月7日です。
1年前の今日、ジャニー喜多川氏の生前の、当時の所属タレントたちに行われた性加害事件について、記者会見が行われました。
藤島ジュリー景子さん、東山紀之さん他の、非常に答えづらい、苦悶と混乱に満ちた表情が、世界中に生放送されました。

私は当時、「男性間の性暴力」被害当事者として、都内で取材を受けながら記者会見を見ていました。
収録して一旦帰宅後、用意してくれたタクシーで別の局に向かい、別室でのリモート生出演を行いました。
翌朝午前中、自宅で3局目のオンライン取材も受けました。
9月23日には、神奈川県の地方局の取材もありました。
放送局の皆さんは、私が「男性恐怖症」という問題を未だに抱えていて、顔と実名が出せない問題にも、丁寧に配慮してくださいました。

それから1年、世の中の「性暴力」を巡る動きは、少しずつですが、変わり始めました。
内閣府男女共同参画局は、「男性の性被害」に対応したホットラインの運用を行っていました。

https://www.gender.go.jp/public/report/2023/pdf/230919_01.pdf

交通機関では、「痴漢から身を守る」から、「痴漢は犯罪」というアピールに変わり、駅や車内のデジタルサイネージで、頻繁に流れています。

池袋駅メトロポリタン口改札付近のデジタルサイネージ
武蔵小杉駅南武線ホームのデジタルサイネージ
いずれも、東京近郊の鉄道事業者が連携していますが、
秩父鉄道・伊豆箱根鉄道・小田急箱根・山万・小湊鐡道・いすみ鉄道・銚子電気鉄道・流鉄など、
不参加のところがあります。

https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240522_ho01.pdf


芸能人の性加害問題・性被害問題も、今まで以上に大きく報道され、芸能・演劇の全体で、「性加害対策」への流れが始まっています。
映画やドラマでは、作品中の性的な表現を調整する、「インティマシー・コーディネーター」が重要な役割を果たし、その方を起用しなかった映画監督が批判されるにも至りました。

しかし、変わるべきは「芸能界」だけでしょうか?
私達、一般市民も、変わるべきなのです。
昨年夏の「DJ SODA」さん、そして今月9月1日に「やす子」さんに性加害を行ったのは、一般市民です。
「芸能人だから」「テレビに出てるから」「有名選手だから」「人気YouTuberだから」などの理由で、他人の身体に勝手に触るのは、触られた人のバウンダリー(境界線)を侵害する行為です。
まして、水着で隠れるところ、いわゆる「プライベートパーツ」を触るのは、れっきとした「性暴力」です。

『痴漢は性暴力』で、犯罪です。

2022年5月に作ったアピールです。

今でも、性暴力被害は、「女性」「子ども」「男性」の順にランキングされていました。
確かに、「女性の被害」が圧倒的に多いのは事実ですが、それは、「子ども」や「男性」の性被害を、軽視して良い理由とはなりません。

なぜ、「性暴力」を、年齢と肉体的性別で分ける必要があるのでしょうか?
性暴力に、年齢も肉体的性別も、性指向も関係ないのです。

最後に、King&Prince、SUPER 8、SNOW MAN、SixTONES他の、今現在、STARTO ENTERMAINMENTに所属しているタレントの皆さんにも、いわれのない誹謗・中傷が、多数寄せられています。
今のSTARTO所属タレントは、「何も悪くありません」。
ジャニー喜多川の問題の余波で、今の所属タレントが仕事を失うのを、私達は望みません。
今、推しのタレントがいる皆さん、どうか、無理のない範囲で、応援を続けて下さい。
嵐、V6、TOKIOなど、男性のファンが多いユニットも、少なくありません。
ファンのいがみ合い、分断は、これ以上見たくありません。

2024年2月3日の、渋谷の広告です。
この広告をバックに記念写真を撮る皆さんで賑わっていて、
僕の会話にも快く応じてくれました。

人と人との【より良い関係】のために、私達も、変わりましょう。


2023年9月9日に、TBS報道特集にて、6月に行われたフラワーデモ横浜のステンディングの様子が放送されました。
放送時間中に、9月のスタンディングが行われていたため、僕はリアルタイムでは見られなかったのですが、取材してくれた記者さんから、「大変な反響があった」という連絡が来ました。
ありがとうございました。

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