弱さを、抱えながら、生きていく。

こんにちは😊 律です。
わたしは、発達障がい、精神障がいなどの診断を受けている17歳の女子高生です。

本日は、就労継続支援B型の作業所(障がい者の就労訓練の場)見学のはしご(複数の作業所を見させていただいた)をしてきました。

行きは、支援の方と待ちあわせをして、一緒に電車移動をしました。
事業所Aから事業所Bへの移動および、事業所Bからグループホームの移動は、事業所の職員の方のご厚意でそれぞれお車を出していただきました。

非常に手厚かったです。

働くって私にとって物凄く難しいものだと考えていました。
なぜなら、体力もなければスキルもない、一人での外出も苦しければ、指示通りに動くのもいやだ。そんな自分だからです。

"就Bに行きたい"そうツイートしてはいましたが、
どうせうまくいかないだろう、受け入れてもらえないだろうと考えていました。

なんだろう。
人の優しさ、あたたかさ、ぬくもりに触れるってこういうことなのかな。

心が動きました。

静かに、そして繊細に
「社会ってあなたが思っているよりもずっとやさしいよ」
「やってみてごらん。自分で決めてごらん。失敗しても、間違えてもサポートするから安心してね」そう言ってもらえた感じがしたんですよね。

通常なら17歳という年齢は、就Bの受給者証が発行されないし
利用者として受け入れてくださる事業所さんもほとんどないのが現状です。

しかも、当日になって「もう一つの事業所さんも見学できるように調整しました」と言ってくださるのは、おそらくレアケースです。

画像1

普段関わってくださっている福祉の支援の方が、だいぶむちゃぶりをしてくださったみたいです、、、(笑)

何を優先に、何を大切にしていったらいいのか少し見えてきました。


大切にしたい基本3か条

「ありがとう」
「ごめんなさい」
「よろしくおねがいします」

(はじめまして)
(○○と申します)
(失礼いたします)

挨拶は"きほんの き"。


「事業所のルールについてお尋ねしたいのですが」
「○○という意味で間違いないでしょうか」
「クールダウンしたいのですが、イヤホンで音楽を聴いても差し支えないでしょうか」

確認(質問)できることは、
自分にとって、そして相手にとってもプラスになる。
"きほんの ほ"。


「相手の貴重な時間をいただいている」という感覚を大切に。
"きほんの ん"。


また、自己対処できることも強みになると感じました。
困った場面に遭遇した時や不調時、
最初から相手に頼るのではなく、
インターネットで調べたり、頓服のお薬を服用するなどの対応してみて
それでも解決できないときに初めて相手にヘルプを求めていいのだと考えました。

健常者のなかでやっていくには「できて当たり前」という雰囲気があるかもしれませんが、
理解のある環境でやっていくには、全てを最初からできている必要はないのかもしれません。

「できるようになりたい」そう伝えたら
「じゃあ、一緒に考えようか。○○のことだったら教えることもできるよ」と汲んでもらえる雰囲気や体制がありました。

私の場合、小学生から高校生の間は病気もあいまって荒れ狂っていましたが
働き始めたら何かが変わるんじゃないか、そう思います。


これからが楽しみです😊


一般的な高校生は
高等教育機関(大学、専門学校等)への進学のほか、
就活といったら、一般企業への就職を想像される方がほとんどかもしれません。

私はマジョリティではありません。通常の高校生とは違います。
福祉作業所の見学や体験、契約,etc.
私にとって就活とは、これらを意味します😊

こういう一例があってもいい、と伝えたく今回noteに公開させていただきました。

最後に、心動いた歌詞のフレーズを引用させていただき、結びといたします。

『映画 えんとつ町のプペル』劇中挿入歌:秋山黄色「夢の礫」

誰も今の自分を愛さない
選ぶんだ 見るか叶えるか自分の手で

きっと心は叫ぶから
補い合って行くんだろう



2021.10.12 律(りつ)

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