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【マネフォの人々】社長秘書から新卒採用へ。仕事をするうえで大切にしていること|田中馨

こんにちは。マネーフォワード 採用担当の森田です。
マネーフォワードで働く人を紹介する「マネフォの人々」。

今回は、2016年の入社以来4年間代表の辻さんの秘書を務めた後、昨年7月にPeople Forward本部 人材採用部に異動、現在新卒採用のリーダーを務める田中馨さん。仕事を行ううえで大切にしていることや、ご自身のキャリアチェンジの想いについて聞いてみました。


プロフィール

田中 馨(たなか けい)さん 2016年10月入社
マネーフォワードに入社後、代表辻の秘書として4年間従事、昨年7月よりPeople Forward本部 人材採用部へ異動。現在は新卒採用のリーダーとしてエンジニア職をはじめ、ビジネス職・デザイナー職すべてのポジションの採用を担当。

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ーー田中さんは、長年代表である辻さんの秘書を担当されてきましたが、当時の業務内容や、意識していたことについて教えてください。

田中:『秘書業務』というとスケジュール調整や会食・出張の手配などを想像されると思います。それらの定常業務に加え、辻さんはとても登壇の機会が多いため、登壇資料の作成等も担当していました。私自身の思いとしては、辻さんになるべく経営に向き合う時間を確保してもらえるよう、経営判断以外のできるだけ広範囲なサポートがしたいと考えていました。

意識していたことは、『今の辻さん』の考えを最大限汲み取ることでしょうか。社長は、日々のインプットの量もアウトプットの量も膨大です。昨日と今日で状況が一変していることも珍しくありません。1日1度は必ず対面(オンライン含む)でコミュニケーションを取り、辻さんが今どんなこと考え、どんなことに関心が高いのか、どんな未来を描いているのかといった『今』の状況を想像しながら、社内外問わず周囲の方々と辻さんの橋渡しができたらと考えていました。とはいえ私は辻さんではないので、いくら汲み取ろうと思っても全く同じ視点・解像度を持つことはできません。できないからこそ、誰よりも近くで、誰よりも客観的に見つめ、分析し続けることを心がけていました。

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(秘書時代、社長室を整理する田中さんの様子)

『誰に対しても誠実であること』を大切にしているからこそ、嘘のないコミュニケーションを

ーー社内外問わず様々な方とやり取りをされる中で、意識していたこと等はありましたか?

田中:これは今も変わらずに大切にしていることですが、伝え方にはとても気を配っていました。まず大前提として、相手に汲み取ってもらうことを期待しないように意識しています。当社のメンバーはみんな優しいので、なんとなしに伝えたことも背景を察して受け入れてくれることが多いのですが、それに甘えない(笑)。伝えなくては伝わらないと考えるようにしています。

その上で、嘘のないように伝えること。もちろん当たり前のことですが、例えば何かお断りをしなければならない場合やネガティブなフィードバックをお伝えする必要があった場合、相手が不快にならないよう配慮してお伝えすることは大切ですが、だからといって曖昧にしたりその事実を無かったことにしては噓になると考えています。
相手にきちんと理解していただけるよう、すべてを誠意をもってお伝えすること、つまり『誠実に伝えきること』を大切にしています。

マネーフォワードという“組織の奇跡”がキャリアチェンジを考えたきっかけ

ーー仕事をするうえで田中さんが大切にしていることについて教えていただきありがとうございます。秘書から人事に異動しようと思ったきっかけなどはあったのですか?

田中:マネーフォワードという会社の『人』が好きだからというのは大きいですね。入社してからずっとマネーフォワードの最大の魅力は『人』だなと感じています。
マネーフォワードは、トップダウン型ではなくボトムアップ型の組織です。メンバー一人一人の想いが意思決定となり、マネーフォワードという一つの会社になっています。
魅力的なメンバーが集まり、そのメンバー一人一人の想いが会社を作り、また魅力的なメンバーが集まってくる。だからこそ入社して以来4年半、200名弱だった会社が900名近くになった今も雰囲気やカルチャーが変わらずにボトムアップ型が保たれているのだと思います。これは、奇跡に近いのではないかと思っています。

そして、会社の存在意義は様々あります。事業やサービスを通じてお客様に寄与すること、雇用の創出を通じて社会に寄与すること、事業の成長を通じて株主のみなさんに寄与することなどなど。その中で、『会社を作ってくれたメンバーに寄与する』ことも、会社として存続する限りとても大事なことだと思っています。
メンバー一人一人が幸せに働ける環境作りに寄与したい、ということを秘書時代からずっと考えていました。会社の『人』が好きだからこそ、もっと追求したいなという気持ちで異動しました。

ーー実際に、秘書業務から採用業務に変わったことでの変化はありましたか?

田中:異動して感じた大きな違いは、『お願いすること』が、とても多いということ。秘書は社長を始めとした方々から依頼をもらって対応することが多い仕事ですが、採用業務においては面接や面談、採用イベントへの参加など、到底人事だけではやり遂げられないものが多く、社員のみなさんにお願いして、お願いして、お願いしています(笑)。

その中で大切にしているのは、協力いただいた結果がどうであったのかをきちんと伝えることです。
協力いただいた結果、実を結ぶこともあれば実を結ばないことも多いのが採用の仕事。結果まできちんとお伝えした上で改めて感謝の気持ちを伝えることがとても重要だと考えています。『お願いすること』はゴールではなくスタート地点。最後まで感謝の気持ちを伝えきることを大切にしています。

また、学生さんに対して意識していることは、秘書時代と変わっていないのですが『誠実に向き合うこと』を意識しています。
学生さんにとって、新卒1年目で最初に入る会社を決めるのはとっても大切な決断になります。
迷いなく、自信を持ってその決断をしていただけるように、「こんな事聞いたら選考に落ちるかな?怒られるかな?」と思わずに、不安や疑問に感じていることがあれば、なんでも聞いてほしいと思っています。本音で話してもらい、等身大で話し合い続けることを担当者として意識しています。
マネーフォワードで働くということに誇りを持って決断いただき、一緒にマネーフォワードのカルチャーを推進してほしいなと思っています。

自分の想いを大切に歩み続けてほしい

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ーー最後に、これから就職活動を経て新社会人を迎える学生のみなさんが活躍するために、どういった力が必要になっていくと考えていますか?

幼少の頃習っていたピアノの先生が「スキル・テクニックは後からでも身に着けられるけれど、表現力はそうはいかない。まずは表現力を磨きましょう」というタイプの先生でした。レッスンではいつも先生が弾いてくれた曲を目をつぶって聞きながらその音楽から見える情景を思い浮かべ、自分が弾くときにはいかにその情景を表現するかということを試行錯誤する。今思い返すと稀有な先生だったなと思います。
これは仕事にも通じると思っています。何をしたいか・何の為にしたいかといったビジョンを強く持つことが、まずはとても重要な表現力の部分だと思っています。

また、この1年は新型コロナウイルスの影響で当社もリモートワーク中心の働き方にシフトしてきました。直接顔を合わせる機会が減ることにより、これまでは阿吽の呼吸で感じ取れていたものが見えづらくなる。
その中でお互いに信頼関係を築くためには、解像度高く端的に伝える『伝える力』と、相手が伝えようとしていることをきちんと受け取る『受け取り力』の重要性がますます大きくなっていくんだろうなと感じています。

先ほどもお話ししたように、分かってもらえるだろう・汲んでくれるだろうと相手に甘えるのではなく伝えきること。相手が伝えようとしていることはこちらから拾いに行くイメージで率先して汲み取り続ける。
基礎的かもしれませんが、活躍の一歩目はやはり『自身の想いを持って、コミュニケーションを取ること(伝える/理解する)』だと私は考えます。これから社会人を迎えるみなさんにもぜひ意識してもらえるといいなと思っています。

ご自身の思いと誠実に向き合い、周囲の方々と誠実にコミュニケーションを取りながら、どんどん活躍の場を広げていってほしいなと思います。

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あとがき
田中さんと1on1をする感覚でお話を伺った、今回の取材。
常に相手に対して誠実に全力で向き合い、相手の意図を汲み取り続けることを田中さんはとても簡単に仰っていましたが、行動におこすことは難しい場面もあると、日頃仕事をしていて感じます。あらため、田中さんの仕事において向き合う姿勢や、マネーフォワードの会社・組織風土の魅力を感じた時間でした。

最後に、新卒採用を22新卒採用もビジネス職・エンジニア職・デザイナー職エントリーを現在受付けております!
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最後までお読みいただきありがとうございました!

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