大人の語彙力が使える順できちんと身につく本/感想

どうも、りつです。

私事ではありますが、今の会社に就職してからもうすぐ1年が経過しようとしています。
まだまだ未熟な部分も多く、日々学ぶことが多いですが、
その中でも即急に解決しなければならないと感じたのは
語彙力 です。

学生時代のアルバイトなどではあまり気にしていませんでしたが、
上司との会話やお客様先とのメールのやり取りなど、
目上の人と話す機会が多くなり、言葉遣いに気を付けなければいけない場面が増えました。

そこで、表現の幅を広げる、相手の言葉を理解するために読んだのが、
「大人の語彙力が使える順できちんと身につく本」
という本です。
商品ページはこちら。

僕のような新入社員や、ビジネスにおける語彙力に自信がない方におすすめの本です。

以下、読んだ感想などを書いていきます。

■本について

この本の目的は、
「認知語彙」と「使用語彙」を増やす。
ことです。

「認知語彙」:なんとなく意味の分かる言葉。
「使用語彙」:実際に会話や文章中に使用できる言葉。

使用語彙は認知語彙の1/3~1/5程度の数と言われているため、
認知語彙を増やしながら、その言葉を実際に使用し慣れることで、
使用語彙へと変換する必要があります。

そのためこの本では200の言葉を、使えるシーン別に難易度や例文を交えて解説しています。
また、よく使われる言葉だけでなく、意味をよく勘違いされる言葉や、目上の人などに使ってはいけない言葉の紹介もあります。

とはいっても、200もの言葉を一度に覚えて使えるようになるのは不可能なため、自分が使えそうな言葉をいくつかピックアップし、
その言葉が使いなれてから次の言葉...と少しずつ身につけていく必要があります。

何度も読み返すことで認知語彙を増やし、いくつか抜粋し使い慣れていくことで使用語彙を増やすため、長期的に学べる本です。

■感想

この本を読んだことで、聞いたことはあるけど意味までは理解していなかった言葉や、知らなかった言葉を知ることができました。
とはいっても、まだ1度読んだだけであり、「認知語彙」にすらなっていないため、まずは定期的に何度か読み直し、「認知語彙」へと変換する必要があります。

また、言葉の意味だけでなく、なぜその言葉がそのような意味になったのかまで解説があるため、言葉がストーリーとして頭に入るため楽しみながら読むことができました。

個人的に興味深かったことは、

①目上の人に対する謙遜の言葉が多いこと。
②自分も含め、言葉の意味を間違えている人が多いこと。

です。

①は日本の文化上仕方ないことなのかもしれませんが、目上の人に使う言葉、使ってはいけない言葉が多すぎて少し笑ってしまいました。
大事だということは理解していますが、そこまでするか...というのが本音ですね...

②については本の第7章にて、間違いやすい言葉をいくつか抜粋していますが、自分はほぼ間違っている方の意味を覚えていました。(またはそもそも意味を知らない...)
ただ、漫画や会話でもその意味で出てくることも記憶上あるため、間違っている人が多いのかなと感じたので、注意したいですね...

また、今と昔で意味が変わった言葉もいくつか抜粋されていましたが、
結局どちらの意味を覚えればいいのかが疑問として残ってしまいました...
ブラウザで検索すると今の意味で取り上げられていたものが誤用とされていたので、ひとまず昔の意味が正しいという結論にしておきます。
本から抜粋すると、「潮時」や「確信犯」、「白羽の矢が立つ」などがあったので、気になる方は自分が覚えている意味であっているか確認してみてください。

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