夏の色

この空の色は、

泣きたいほどに透き通った青で。

私は今、恋をしている。
儚く消えてしまいそうな、夏のような恋。

夏をいっぱいに含んだ風が、私の中を通り抜けて行く。
私はそれと一体になって、夏の思い出を駆けて行く。

誰かが、大きく息を吸った。
彼は、きっと私に気づいているのだわ。

海と、雲と、風。
あぁ、いつだって、好きなのは夏の匂い。

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