春に死を想う
晴れた春の午後、穏やかなこの日に、
優しい日差しが眩しいこの春の日に、
私は確かに幸せを感じることができて、
だからこそ死へ思いも寄せてしまったよ。
この春の光に殺されたいと、呟いた言葉は、
突然吹いた春の風に攫われた。
先の読めない恐怖に向かって進んでいくこと、
それ自体が一番の恐怖だ。
だから、途中で降りることも、きっと私たちの
選択肢の1つとしてあるのは自然だと思うよ。
臆病さにそっと背中を押すことが私の役目であっても良いと思う。
人は勝手だよ。だから、自分のしたいことをすれば良いんじゃないかな。
今日はまだ気温が上がらずに、まだ肌寒い日みたいです。
来年もこうして私は存在しているのかしら、と
私は青く深い空を仰ぎ見る。
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