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もしもピアノが弾けなくなったら

もしもピアノが弾けたらそれは素敵なことでしょう
広瀬香美みたいにハラミちゃんみたいにバシバシばんばんピアノが弾けたら素敵だろうな。
たまにはピアノの練習しようかな。

あなたの身近な人のこと(恋人でも友達でも家族でも同僚でも)を
ちょっと想像してみてください。
その人が、急に耳が一切聞こえなくなったらどうしますか?
おそらく、スマホやメモを使って筆談して、なんとか今までのコミュニケーションとか関係を保とうとしますよね

では、歩けなくて車椅子ユーザーになったら?
車椅子を押してあげますか?場合によってはおむつを使用しなければいけないかもしれません。お世話してあげることも必要かもしれません。それでもあなたは身近な人のそばにいることができますか。

では、認知症になってあなたのことが誰だかわからなくなったら?
とても寂しいかもしれませんね。今までの思い出やらが相手の中にはすっかりなくなってしまっているかもしれません。
それでもなお、あなたはその人の近くにいれますか?

何かの理由があって人を殺してしまったら?
どんな理由があったのだろうと心配しますか?それとも犯罪者とはスッパリと縁を切りますか?そうだったとしたら、犯罪者でないという前提でしかその人との関係は成立しなかったのかな。

いわゆる植物状態と言われるような人間になってしまったら?
あなたはもう、その人とコミュニケーションと言われるようなものは取れません。
それでもあなたは語りかけますか?

3日に1回しかお風呂に入らないようになったら?
トイレを流さない人になったら?
屋内でも絶対にマスクをしない人になったら?
マルチ商法にのめり込んでしまったら?
浮気されたら?暴力を振るわれたら?

相手と自分との関係性においてその人がどうであるかなんて、大きな問題ではないような気がしてきた。
その事実に対して自分がどう捉えるか。
もちろん、それだけじゃ割り切れないこともある。
許せないこともある。
そんなことたくさんあるんだけど、今とこれからの未来をどれだけ自分にとって意味のあるものにするか。

自分にとって何かしらの価値があるっていう前提の人間関係はおそらく全ての人において当然のことなんだろう。

酷いことされたら許せない気持ちだってわかる。

でも、どんなあなたであっても変わらずに大切にしていきたいと僕は思うよ。

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