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おにぎり

西成(釜ヶ崎)でホームレスのおっちゃんにおにぎりとお茶と手書きの手紙を配る 夜回りっていうのに参加した

西成の夜をみんなで歩く 声をかけてビニール袋に入った色々を手渡す
「こんばんわ。夜回りしています。おにぎりいりませんか?どうぞ」
「ありがとう」
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」
そんなやりとり

路上で寝ている人がたくさんいた
町はおしっこの匂いでくさかった
段ボールだけで寝ている人、ブルーシートやマットレスでそれなりに豪華な家を作っている人
街灯があるけど暗い町だった

ゴミがたくさんあった
ダンボール空き缶扇風機洗濯機ソファービニール傘
でもよく見てみると、ゴミじゃない物もあった
それは、おっちゃんにとっての屋根だったり、壁だったり、ベッドだったり、椅子だった。
とても大切なものなんだろうなと想像した。

心がぎゅーっとした
こう なんていうか、うまく言えないけど 胸が痛いというか ありきたりな言葉だけれども

思い出した。ホームレスのおっちゃんに食べ物渡すのってこれが初めてじゃないな。
昔、サンドイッチ屋さんでバイトしてる時に、毎日もらう残り物のサンドイッチをせっせとおっちゃんたちに渡してたなあ。結構頻繁に。
あの時はこんなに胸が痛くならなかったのに。
なんで今日はこんな気持ちなんだろう。

暗い町から見上げる あべのハルカスのビル 釜ヶ崎とのコントラストに気がついた

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