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2021年、ぼくはもう一度夢を見る

あけましておめでとうございます。

大げさなタイトルにしてみました。「夢を見る」なんて、カッコつけているようだし恥ずかしいし、人によっては「え?どうしたん?」と思っているかもしれない。

だけど、そうやって遠慮してしまっている自分の殻を破りたく、あえてこのタイトルにしてみました。

これを見て「最近、お前イタいよ。」と思うならそれも良し。2021年は、こんな自分を良いと思ってくれる人と仲良くしていこうと思う。

夢が叶った島生活

奄美大島に移住したのは4年前。好きなことを仕事にしようと起業したつもりだったのに、ストレスで体調を崩した。ベッドの中で「本当は何がしたい?」と自問自答して頭に浮かんだ答えは「島に住みたい。」

じゃあもうやってしまえと奄美大島に移住したのが2017年1月6日だった。あれからもうすぐ4年が経とうとしている。

憧れだった島生活は、思っていた以上に充実していた。いろんな仕事ができ、友人が増え、趣味も増えた。しかも趣味が仕事にも繋がる好循環。「幸せだな」と感じられる日々だった。

当初思い描いていた島生活と完全に一致しているわけではない。はじめはもっとスローライフをイメージしていた。

畑で農作物を育て、なるべくお金をかけずに丁寧に生活する。そして島の生活をコンテンツとしてブログなどで発信し、ブログの広告収入があればいいな、と思っていた。

今はマンションに住み、あまり自炊はせず、趣味が増えることで思っていた以上にお金もかかる。スローライフとはほど遠いが、これはこれで十分満足と思っていた。

「夢は?」と聞かれて答えられない

先日、知り合いに「夢は?」と質問された。答えられなかった。

夢…今の生活は満足しているしなぁ。今が幸せだし、これ以上望むことはない。このまま続いていけばいいなぁ、と思っていた。今考えると、遠慮していた気がする。

もうこの歳になって夢ってのもねぇ…
というか、今の生活で満足だし。
昔はそういうの言ってたけどね。

どこか自分を抑えていたのだろう。移住する前は自己啓発のセミナーにも通い、自分がどう生きたいのか、どんなライフスタイルを望むのか、どうありたいのか、そんなことをよく考えていた。

島に移住して、そういう自分を出さないようにしていた。あえて言葉を選ばずに言おう。島の人にはそんな話をしても、あまり通じないんじゃないかと思っていた。

盛り上がっている場で「あなたはどう生きたいの?」なんて聞いても「は?何こいつ?」と思われそうだと思い、隠していた。いつの間にか島ではそんな話ができないと思い込んでいた。

だけど違った。話せばそんな話をしたい人はいる。こちらが開示していなかっただけなのだ。考えている人はいるし、問いかければ答えてくれる人はいる。自分が勝手にブレーキをかけていただけだった。

いつの間にかブレーキをかけるのが当たり前になって、以前ほど自分がどうありたいか、どう生きたいかを考えなくなってしまっていた。

改めてどう生きたい?

夢と言えば大げさになるが、島での生活の中でも新しくやりたいことやチャレンジしたいことは常にあった。今も水中撮影をもっとうまくなりたいし、FPVドローンにも挑戦したい。それも夢と呼ぶならば、常に夢はあった。

だけど、それはすべて今の延長線上だった。このままいけば、こんなことはできそうだな、と思って挑戦していること。では、この先に自分が理想とする生き方があるか。それは描けていなかった。

では、理想とする生き方は?本当はどうありたい?たとえば50歳になったときにどうなっていたいのか、今感じるままに書き出してみる。

島を拠点にしているが、いろんなところに行っている。親はまだまだ元気で、結婚して小学校高学年の子どもが2人いる。義両親とも仲が良い。妹夫婦とも仲がいいし、子ども同士も年に一度は会って仲良くしている。50近くになっても嫁はかわいい。

仕事は相変わらずいろんなことをしている。以前は自分ひとりでいろんな仕事をしていたが、今はチームで動くことが多い。最近は有能な若い人がたくさんいるので、なるべくそういう人に仕事を任せている。予備校の卒業生ともいい関係が続いている。

けっこん結婚する前から始めたバンライフが今も続いている。年に最低一度は家族4人でバンに乗って日本中を旅している。全国にバンライフ仲間がいるし、途中で乗りたいと言ってくれる人が後を絶たない。

ドライブしながら相手の話を聞くのはやっぱりおもしろいし、子どもたちにもさまざまな生き方をしている人に出会わせられているのがいい。すっかり車の中での生活やキャンプにも慣れた。火おこしなんてもう完璧だ。

旅の様子は毎回動画にしている。機材は充実しているし、自分の表現方法の幅もかなり広がった。写真、動画、文字での発信は抵抗なくできるようになった。

フリーダイビングでは30メートル潜れるようになった。船の運転もだいぶ慣れたし、漁業権を取って漁もできるようになった。だんだん自然の中での生活が実現している。

今、意識しているのは20代、30代の人の力を借りること。力を借りれば借りるほど、その人たちが子どもに関わってくれる。きっとこの繋がりが、子どもたちの将来の財産になる気がしている。

もう一度、夢を見る

書き出してみて、恥ずかしさはある。これが自分の夢!というわけではない。今、自分がワクワクするイメージを書き出してみた。

きっと、まだまだイメージは変わるが、こんな人生が叶ったらいいなと意図してみる。夢というと「武道館に立つ!」みたいなフレーズを思いつくが、そういうのではない。

どんな生き方がいいのか、どうあれば自分が幸せかを今まで以上に妄想してみる。こんな話が好きな人、一緒に話しませんか?

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