「プリントしなさい!」と怒鳴ることが親の仕事ではない。
さて、今日はプリントのお話です。教室では、時期が来れば、皆「プリント教材」に取り組みます。 『せんがきトレーーニング』という2点間結びから始めて、幼児プリントのAコース、Bコース、Cコース、Dコースへ進み、その後、小学生プリントへと進みます。
小学生プリントに進むまでに実に5年以上かかります。ですから小学校1年生なのに小学生プリントではなくてプリントCコースやDコースをしている子どももたくさんいますし、2年生、3年生で1年生プリントをしている子もいます。
どちらかといえば少しビハインドが うちのスタンダードです。
なぜなら・・・
テコに合わないものを、怒られながらイヤイヤ無理してやるよりも、ちょっと簡単なものを、ほめられながら短時間でラクラクする方が実際のところ、力がつくからです。信じられないお母さんの方が多いと思いますが、これは本当の話です。お母さんたちは、「難しいものを歯を食いしばって頑張った方が力がつく」と勘違いしています。
「先生、もうじき3年生になるのに、このままのペースでは2年生のうちに2年生プリントが終わりません。一日2倍のペースにしてもいいですか?」
とおっしゃるお母さまがたまにいらっしゃいますが、これは、プリントに振り回されている証拠です。プリント学習は手段であって、目的ではありません。
プリントは、子どもの能力を高めるために「利用するもの」。振り回されてはいけません。
お母さんの仕事はコツコツ継続できる工夫を考えることです。「プリントしなさい!」と怒鳴るのが仕事ではありません。
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