「お母さんには言わないでね」というやり取りが出てくる小学生のレッスン
私は、教室で小学生のクラスを受け持つことが多いです。自分が、この子たちの将来に少しでも影響を与えるということを考えるとき、不用意な発言には気を付けないといけないし、伸びようとするきっかけを見逃してはいけない、と思うので、毎度毎度真剣です。
そんな中、レッスン中、子どもたちが「お母さんには言わんといてな」と、心のうちを吐露してくれることがあります。
右脳に導くイメージトレーニングをして潜在意識の扉が少しだけそっと静かに開いたとき、
「お母さんには言えない内緒の話」をしてくれるのです。
気の利いたアドバイスはできないのだけれど、話を真剣に聞いて「共感」するようにしています。それを聞いていたお友達も「わかるわかる」と共感し、自分だけが感じる思いじゃないんだ、って分かると巣食っていた思いが解決へ向かいます。
真剣に話を聞いて「へ~そうなんや」って共感してあげるだけで、子どもたちは得心し、次のステージへ歩みだせるようですよ。
「せんせいは、お母さんの味方ちゃうもんな。俺らの味方って分かってるから何でも話せるねん」って言ってくれる子どもたちです。ありがたい時間を共有させてもらっています。もちろん、お母さんたちには内緒のままです。
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