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読書メモ7「嫉妬と自己愛 『負の感情』を制した者だけが生き残れる」

実は佐藤優、初体験。
顔が怖くて、とルッキズム全開ですみません。
本を手に取っただけで怒られそうな気がしてたので。

さて、私はいわゆるスペックの低い人間なので
嫉妬の対象になるとは思わずに生きていた。
という話を知人としていたら
鈴木宗男がそういう人らしいよと。
そしてこの本に書いてあると渡されたのであった。

ムネオ!
アメ横を歩いてたら見かけたことあったけど
そんな君なら握手を求めたかった!
と思うなど。

顔が怖すぎて本を開いたら怒られそうで未読であった
佐藤優は、優しい人であった・・・。

私も人並みには嫉妬するとは思うけど
私の周囲にいる人って、そういう感情を持てないほどに
なんかすごくて。
たとえるならノーベル賞もらう人に嫉妬の感情が起きるかという話。
パリコレモデルのスタイル!とか、
オリンピックに出るようなアスリート!とか、
嫉妬するレベルにいないでしょ?そんな感じ。
そして、彼女たちの努力ぶりや天才ぶりを知っているので
そりゃあ自分は凡人 of 凡人だわ!としか思えない。

こんな私は、当然のように嫉妬されても気付かない。
意地悪されたのも私が悪いのねとしか思わない。
実際に自分が悪いことも多々ある。

昔、
「母子家庭で貧乏で塾にも行ってないくせに成績良くてムカつく」
と正面切って言われたことがあり、
そこで初めて嫉妬の存在に気付いたので、言ってくれた同級生は
私をいじめた人のひとりではあるが、ちょっとだけ感謝している。

そういえばまた昔、私に相談に乗ってほしいと言ってきた人に
「自分、学歴ない人嫌いなんで」
と言われたこともある。
いや、都の西の方の大学を出た学士様が
私のようなほぼ中卒の姉ちゃんに
相談に乗ってと言ってきておきながら
そんなことを言って、おかしいと思わないのか、
学士様。

そんないろいろがあって
「私ができることはみんなできて当然なんだろう」
「みんな私よりもっと上手にできてる」
という単純な思い込みが、
もしかして無意識に人を殴りつけてきた可能性を考える。

自己愛と言えば、謎ストーカーに困らされたこともある。
「この私が心配してあげてるのに無視するってなんですか」
みたいな感じの。
その人と私の関係性は、やっぱり
「あんた誰」byスチャダラパー
である。
この本に出てくるような話は私も経験した。

というあんなこんなそんな経験を持っているので、
この本を読むことができて良かった。

そして、佐藤優の頭の良さは私の好きなタイプだなと
初めて知ることができたのが一番の収穫。
相手の立場になって考えられるようになるには
亡くなった恋人のお父さんがいつも言っていたように
「本を読め」
なんだろうな。

私は欲張りなので、恋人に
エロスもアガペもフィリアもお互いに持てる相手がいいなー
なんて思ってしまう。

嫉妬心や自己愛は薄いけど、
欲張りでないとは言ってない。
物欲ないけど、一番タチ悪いやつ。
それが私かも。

おしまい。

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