音楽のちから

音楽の力はすごい。という話。

家で夫とボーッとAnother Skyを見ていた。
特に会話をしていてわけでなく
本当にただただボーッと。
突然何故か懐かしい気持ちに駆られた。
それは、番組でかかっていたBGMのせいだ。何の曲かも思い出せない。だけど、ふとその曲を聴きながら絵で描いたネズミを思い出した。特に工夫されていない横向きの可愛いネズミ。
その曲のこともネズミのことも思い出せず目では番組を見ているのに頭の中は自分の記憶を辿っていた。
今は携帯で何でも調べられる。でも、どう調べよう。歌詞は英語だし。曲ももう流れていない。自分の記憶だけが頼りだ。
深く深く記憶を辿っていくといくつか断片的に景色が甦る。あとは点と点を線で結んでいく。

そうだ。あれは、映画の中で流れていた音楽だ。俳優は誰だっけ。何の映画だっけ。いや、海外ドラマだったかな。ヒゲの生えた男の人。ギターを持って歌ってた。ミュージカル映画？いや、違う。酒場みたいなところで・・・何のシーンだっけ。何の作品だっけ。

こんな調子で5分ほどあれこれ考えてやっと思い出した。あれは、Bradley Cooperだ。そう。アリースター誕生だ！タイトルはなんだっけ。でもここまでくれば検索できる。
やっと辿り着いたゴール。全部思い出した。
そう、あのネズミは当時電車に乗る時に必ずやってたパズルゲームのネズミだ。この曲聴きながら良くやってたんだ。
曲調と歌詞が良くてよく1曲リピートしてたっけ。

頭の中で古い記憶になっていたものが、少し燻んでるけど甦った。音楽には思い出と紐付るそんな力がある。しかし、もう思い出せないけどゲームのネズミが出てくるなんて。そんなに熱中してたかな。

自分的に笑っちゃう出来事だったけど
他の人には伝わらない自分だけのニヤニヤ
夫が不思議な顔して見ていた。