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不安の正体から考える、事実と解釈

部門の上層部が変わった。
「〇〇派だったこの人がいなくなると、〇〇の立場が危うくなるかもね」という、根拠ゼロではないけれど、まだ何も具体的に動いていない段階でのネガティブな想像。

考えていても仕方ない、と頭ではわかっていても、
育児や家事やちょっとした Todo タスクであくせく動く合間に、ちょっとした思考の隙間に、不安が忍び寄る。

会社員である以上、会社の方針や本社からおりてくる方針には従うか、辞めるか、二者択一だ。
うまく波を乗りこなして強かに生きる、という選択肢もある。
事実は一つ。解釈は人それぞれだ。

見えざる手の存在を過剰に恐れることはない。
それぞれの立場で責任と成果に対するプレッシャーはあるわけで、変わりゆく環境の中で、そこに従うか、去るか、うまく生きてゆくか、選択する自由は与えられていて、そこには死を覚悟する危険性などない。
考えてみれば、個人で変えられない環境があることなんて、会社以外にもたくさんある。
地域や国家や地球環境、国政、天候や気温、親族、学生時代の環境。

上が変わることで、変わったことで、自分にとって歓迎しない方向に組織や仕事内容が大きく変わるのではと、そうなった時の身の振り方についてまでなんとなく想いを巡らせてきたけど、
視座を変えてみると、いつのタイミングでもなんらかのリスク下に置かれていることには変わらない。

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親族に夫の仕事について聞かれ、「私もそうですけど、〇〇…」という形で、暗に私も仕事してるんですけどね、というのを伝えてしまった。

そんなの、「ところであなたは仕事してますか?」と聞かれて初めて答えればいいし、聞かれなかったら人に仕事の有無をどう判断されようがどうだっていいじゃないか。

部門の今後の方針とネガティブな方向に変わるかもしれない変化を(理性では「そんなこと考えても何か私が変えられるわけではないんだから仕方ない」と思っていても)、つい考えて不安に駆られてしまう仕事の脳内比率が高い自分と、
世間一般のジャンダーバイアスとのギャップに、反射的に反応してしまったのかもしれない。

メンタルの修行が足りない。
「生きてるだけでまるもうけ」かのように鷹揚に構えていられる自分でありたい。

#ジブン株式会社マガジン
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#仕事
#ジェンダーバイアス

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