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スポ少と PTA とジェンダーバイアス

小学生になると、民間の習い事とは別に、校庭や体育館を活用したスポーツチームへのお誘いがある。
学校によっても異なるが、サッカーや野球、ミニバス、剣道、バレーなど。

学校の施設を利用しているのと、基本ボランティア(コーチや監督は卒業生の父兄が行っているようだ)な特性上、会費は民間の習い事に比べたら格段に安いことが多い。
さらに練習日数や時間も多い(週末と平日放課後 2,3 日など)。
そのため、どれか1つのスポーツチームに所属して没頭して取り組むケースとなるようだ。

※あくまで私の見聞きした範囲の事例であり、個人の見解かつ辛口です。


保護者の貢献ありきの運営

いくつかの事例の話を聞くと、例えば試合の遠征時に車を出したり、当番制で付き添ったり、はたまた監督やコーチのお世話をしたり、というタスクを保護者が交代で行っている。

そして、ここに潜むジェンダーバイアスに私は敏感に反応してしまう。

監督やコーチと運転はパパさん。
お茶汲みとお世話係はママさん。

月謝が安いんだと嬉々と教えてくれた、娘の友人のパパさんに、何の手伝いをしてるのか聞いたところ、「何もしてない」と言う。見学も数えるほどしかしてないという。
※そりゃ、月謝が安く感じるだけでしょうよと内心思う。

そして、ママさんは当番の日に(その当番ローテーションも母親しかいないとのことなので闇が深い)、監督やコーチにお茶出しをするそうだ。

「なにそれ」
思わず声が出た。

子供相手のフォローならともあれ、大の大人なんだから水分補給くらい自分でやれや。

私が拗らせてるだけかもしれないが、こういった話を聞くたび、いくら月謝が安かろうが、謎にプライベートの時間にやりたくもない無償労働はしたくないと改めて思う。
せめて男女平等にタスクを割り振ればいいのに。
きっと母親がやる全体でシステムが運用されているんだ。そう思うと令和の今も脈々と受け継がれるジェンダーバイアスにゲンナリする。いや、当人たちが不満じゃなければいいのですが。

お山の大将のコーチ

以前、甥っ子のミニバスの練習を(夏休みの帰省ついでに)見学したことがある。
まだコロナ禍だったからか、監督はマスクをしていて、なにやら大声で喚き散らしていたけど、正直何言ってるか全然わからなかった。
わからないけれど、なんか怒っている、なんか怒られている、怒鳴られている。理解しずらい怒声を浴びせられるストレスはいかほどだろうと思う。

別のサッカーチームでも、息子の同級生のパパがコーチに就任したようだ。その方は私もよく知ってるが、もちろん本業はスポーツと関係なく、教える経験があるわけでもなく、ただ学生時代にサッカー経験があるというだけのサラリーマンだ。
サッカー経験があるサラリーマンなんてゴマンといるだろう。

監督の息子はとうに卒業したらしい。
子供たちに声を張り上げて、威張れる仕事に未練があるだけなのではないか。

PTA のジェンダーバイアス

PTA でも思うことがある。
会長は私の知る限り毎年男性なのに、副会長以下(つまり会長以外)の役員は全員女性なのだ。

会長は行政とかとの対外的な仕事があるから?それって女性だとダメなの?

保育園時代、共働きはデフォルトで、保護者会やちょっとした保育園のイベントなど、父親がメインで参加する家庭も多かった。
送迎も父親主体のところも多く、時代も変わってきたもんだと思っていたが、小学校に入って、令和から昭和に戻ったような気分になっている。

⭐︎⭐︎⭐︎
小学生の親となり、さらにいろんな価値観の家庭を見た。
多様性を学びつつ、古い価値観からは全力で距離を置きたいと思っている。

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