学童生活を振り返って
小3の娘は今月で学童生活を卒業する。
このタイミングで学童についての振り返りと現在感じていることを残しておく。
公立学童と民間学童
我が家は公立学童と民間学童の2つを併用した。
詳しくは以前の投稿でも述べたが、両方ともそれぞれのメリットがあり、併用したことは振り返ってとても良かったと思っている。(お金はかかったけど)
学校と公立学童、民間学童、習い事、近所の友達、複数の「場」を持つことで、それぞれの場において仲良い友達ができて、かつ、適度に距離感を保てたのも良かったのか、全部の場所に置いて良好な人間関係を構築できているようだ。
娘自身も、学童で「鬼滅の刃」や「SPY×FAMILY」の漫画を読破してきたり (「スラムダンク」も置いて欲しかったよ)、校庭でバスケットボールをして遊んだり、誕生月にはメッセージカードをもらったり、学童員さんと仲良くなってあだ名で呼び合ったり、とても楽しんでいた。
いずれも、家にいたら出来ないことばかりだ。
親としてどうだったか
コロナ禍の後もリモートワークを継続できていたため、子供が学校から直帰してもどうにもならなくはなかった。
とはいえ、何日間か、直帰させて様子を見て思う。
…ゲームしかやらない。
それか、オヤツを食べながら、ちびまる子ちゃんの録画観てゲラゲラ笑ってるか。
いや、そういう日ももちろん必要だろうけど。
そんな日が続くと、ひとつ屋根の下で仕事をしている身としては、平静ではいられない。
「うちの子は帰ってきてすぐ友達と公園に行って遊ぶんです」
保護者会で聞いたそんな声に思い起こすシーンがある。
私が子の習い事送迎時に公園を通り掛かった時、その公園の片隅では、Nintendo Switchを持った子たちが頭を突き合わせてゲームにふけっている姿があった。
公園に行ったからといって、自然児のように走り回って遊んでるわけではないことを知った。(もちろんその人のお子さんは違うのかもしれないが)
PTA 役員の経験
学童で役員に選出され、その年一年役員をやった私。
いろんな人がいて、、いろいろと現実を垣間見れた。
学童の父母会費をなかなか払わない人がいて、その人のためにリマインドの諸経費がかかり(印刷代とか)、それらに圧迫されて年度末の子供へのプレゼント予算を削らざるを得ないという現実を知り、なんとも言えない気分になった。
長期休暇時の居場所
今は習い事や塾、イベントなど、どこに行ってもお金がかかる。
そして夏休みや春休みなどの長期休暇は長い。(さらに言うと給食がない期間はもっと長い)
在宅勤務とはいえ、ずっと子のケアをすることは不可能だ。(2020 年の緊急事態宣言時の保育園休園のしんどかった日々を思い出す)
そんな中、学童という居場所があり、校庭で遊べて、仲良しの学童員や友達に会えることは本当にありがたかった。
保育園卒園時に、あぁこれで勤務証明書を出す期間は終わったんだな、私はフルタイムで働かないといけない理由がなくなったんだな、と感慨深く思った直後に、学童の存在があり、延命となったが、これで本当に勤務証明書のためにという理由は1つなくなる。
そして所謂「小4の壁」が始まり、親としても新たなステージに入る。
「小1の壁」の時は恐れに恐れていろいろ検索して情報収集したものだが、今はそれはしない。
時代も年代も環境も子供の特性も手持ちのカードも異なる以上、人の経験は一例でしかなく、自分が直面する課題に自身で向き合い、解決するしかないからだ。妊娠中から10年弱、あれこれ人の情報に振り回されて右往左往したからこその今。
2024 年の桜の開花を楽しみにしている。
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