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リーダーシップ不在の役員活動の意義

子育てをして地域に関わりを持つと、PTA 役員や学校のボランティア活動や地域の役員活動などの存在を知る。マンションの理事会などもある。
数年色々な係や役員を経験して思うこと。


役員の決め方

まずどうやって役員が決まるかだが、「やったことない人」という謎の強制力があり、その中で更に細分化される係決めは、立候補がない以上、くじ引きなどで決まる。

つまり熱意も適性もない人が会長などの権限がある係になるという、ビジネスでは起こり得ない悲劇が起こりうる。

リーダーシップ不在の組織

そうなると、何が起こるか。
「前年度の踏襲 (前年度と全く同じことをする)」という惰性で進むだけで、何も変化もなく、改善どころか緩やかな改悪とすら思う。

「前年度はこれをやったから今年もやる」
「前年度はこの時期に集まったようだから今年も集まりましょう」となり、
挙げ句の果てに、トップにリーダーシップがないので、毎回アンケートで多数決を取らされる。
前年度の踏襲と多数決に従っていれば責任逃れはできるかもしれないが、それではあなたのリーダーシップは?

ここまでをボランティアの役員に求めるのは酷なのだろうか。
ではそもそも役員を集める意義は?
その決断をずっと先送りにされているのが今の実態だ。


※毎年交代となる制度のため、期間が終わるまで無難な施策 (つまり前年度の踏襲) で息を潜め、年を跨いだ課題について話し合う場もないという構造上の問題もあるように思う。

アジェンダがない会議と使われなかった連絡網

「昨年度この時期に集まっていたので今年も」と召集され、もろもろ予定を調整して会議室に向かった。
まずは全員の自己紹介。その後「さて、何を話しましょうか」となり耳を疑った。
確かにそもそも会議の目的もアジェンダも事前に共有されていなかった。

そして連絡網。
今年は IT の活用で全員に一斉通知で連絡できる仕組みができた。なので個別の連絡先交換は不要なのではという話になり、提案したところ、
「何かあったら」
ということで結局作成することになった。
※一年を通じて、「何か」はなかったし、何のやりとりもない LINE グループが不要に作成されただけだった。

オペレーションや制度を変えることは確かに労力と責任が伴う。
だが、時代や状況に合わせて、柔軟に変更 (チャレンジ) していき、課題が見えたら、見えたことを成果として、元に戻すなり、微調整していけばいいのではないか。

そもそも何も変えないことのデメリットは誰が負うのか

…と思うが、ボランティア制度で、かつ熱意や責任感も一律ではなく、抽選で集結したチームだと難しいんだな、と数年あれこれ経験して実感として感じた話。

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