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学芸員が待ちわびた美術館まるごと保険


美術品の損害保険の加入の必要性


学芸員の皆様へ
これまで美術館の収蔵作品に対する損害保険は、厳しい経営状況で充分な予算が獲得できず、また美術品の評価問題等で加入が進んでいないのが現状だと思います。

しかし、一方で、相次ぐ巨大地震台風などで美術館の収蔵作品が多数棄損したと言う事例が発生しています。保険手当が無い場合は多くの棄損した収蔵品を美術館の単独予算で修復して運営を継続するのが困難である事も浮き彫りになりました。

美術館まるごと保険「ART POTECT]とは


そんな中、あのゴッホの「ひまわり」を収蔵していて文化・芸術を支援する損害保険ジャパン社が、これらの問題を解決する損害保険を開発しました。それが、美術館まるごと保険・美術館専用損害保険「ART PROTECT」です。

「ART POROTECT]は、思い切って全損を保険支払いの対象外にして修復費の補償に特化したかわりに、個々の美術品を保険の対象にするのではなく、美術館まるごと補償するのが特徴です。

このことにより合理的に加入しやすい保険料水準を実現しました。
 
「ART PROTECT」
1.補償内容
収蔵品にたいして、経済損失ではなく、修復費用のみ補償を限定する一方で、美術館内に限らず美術館外への輸送中(貸出中は除きます)の事故、地震・水災・火災を起因する事故、自館での常設展における展示作業中の事故も補償します。
※ 地震による修理費用を補償するのは画期的です。
2.オーダーメイド型商品
収蔵作品リスト(評価額不要)やファシリティレポート等をご提出いただき、美術館ごとにオーダーメイドの保険料設計をします。
 
「ART PROTECT」の特徴
①個々の評価額が記載された作品リストの提出は不要です。美術館・外部倉庫に保管中の作品も全て保険の対象となります。
※作品リストの提出と作品全体評価額の申告は必要です。

修理に関する費用のみお支払いの対象となります。盗難や火災で全焼してしまい全損となった場合は対象外です。修理に関する費用については、損害確認するための検査費用や損害発生時の学芸員の立ち合い費用(交通費・宿泊費)も含まれます。

動産総合保険で保管中の美術品の保険に加入しようとすると高額な保険料かつ個々の作品評価額の提出が必要です。「ART PROTECT」は美術作品専用保険のため、保険料・手続きが加入しやすいものになりました。
 
学芸員の皆様、まずは、概算保険料を算出してご検討しませんか?
概算保険料算出にはヒヤリングシートの記入が必要です。お近くの損保ジャパンの代理店に問い合わせてみてください。

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