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キャリア支援者になる方法 (基礎編)

こんにちは、アサです。

長い間更新ができていなくてごめんなさい・・・。

実は先週、キャリア相談に関するイベントを開催させていただきました。
トピックは「異業種から始める初めてのキャリア相談」です。

今回はイベントでお話しした内容の一部分だけこちらにて公開します。

実は、本業は全く違う業種で働いていても、副業やライフワークなどで「誰かのキャリアを支援したい」、「誰かの悩みを解決してあげたい」と思っている方は想像以上に多くいらっしゃいます。

実際、私の知り合いでもメーカーで勤務している方ですが、人のキャリア、人生の悩みを解決していくことや人が適材適所で生き生きと働いていけるような誘導役をやりたいと言っていた方がいます。

それほど、「キャリアコーチング」や「キャリア相談」を始めたいと思っている方は多く、また、フラットな環境でキャリア相談にのってもらいたいと思っている方も多い割には実行に至っていないケースがほとんどなようです。

そもそも、人材業界や人事職を経験していない方は、やり方がわからない、しっかり講座を受けたり、資格を取らないとといけないと思っている方が多いと思うので始めるのにコストがかかると思っているようです。

実際、私は有資格者ではないですし、講座も受けたことありませんが、
キャリアコーチングを仕事として行なっております。

なんなら学生時代の経験がない時から就活生の相談を受けていたこともあります。

そこでイベントでお話しした、キャリアコーチングの基礎をほんの一部分ですが、特別にこちらで公開したいと思います。

こちらの手法はアサ流と記載しておりますが、一般的なキャリアコーチング手法に私の独自のやり方を取り入れた方法です。

アサ流 キャリアコーチング 基礎編

ここからはキャリアコーチングのポイントを紹介します。

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ポイントとしては
相談者を「知って」、悩みを「言語化」するところまでをキャリア支援者は行っていただきます。

相談者の何を知るのか、というところですが、その人が今まで歩んできた人生、今考えていること、将来想像していることまで一通り知る必要があります。

簡単にいうと、相談者の「過去」、「現在」、「未来」を把握します。

なぜ、知る必要があるのか。
それはその人の「過去」があるから「現在」のその人が形成されており、
「現在」があるからこそ、「未来」が描かれているからです。

ではどのように相談者の状況を引き出していくのかというところを説明します。

相談者の過去を知る

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過去を聞き出す方法に関してのポイントを説明します。

ポイントとしては、相談者の経験、人となりを知ることです。

過去の職歴のみを聞き出すのはNGです。
できることだけを聞くのではなく、その人の性格、価値観を聞き出すことによって、もっと向いている仕事がある可能性があるためです。

過去の経験、できることを知る理由はその人の「強み」、「得意なこと」を知るためであり、
価値観を聞き出す理由は、その人の「やりがいを感じること」、「達成感を得られたこと」を知るためです。

引き出し方に関しては、スライドの「質問例」をご覧ください。

相談者の現在の気持ちを知る

過去を引き出すことができたら、次は相談者の「現在の気持ちを知る」ことです。

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ポイントとして覚えていただきたいこととしては、

未来の姿と現在の姿のギャップを埋めるための方法をアドバイスすることが大切なので、「現在の姿」をしっかり知る必要があります。

そもそも、現在の状況に不満、何か変えたいと思っているから相談に来るかが多いです。

そのためには現在の気持ち、何を変えたいのか、変えたいと思った背景は何なのかということを知る必要があります。

スライドの質問例以外にも

・なぜ今の自分を変えたいと思うようになったのか、きっかけはありますか?

・今やりたいと思っていることと絶対やりたくないと思っていることはありますか?

など、その人が現時点で考えていること、できることを知る必要があります。

例えば、

「今、営業として3年間働いているけど自分のキャリアはこのままでいいのかなと思うことがありまして」

「キャリアがこのままでいいのかな」と相談に来る方はかなり多いです。

ただ、そのように思うようになったきっかけは必ずあります。

大抵は周りの人に影響されているケースが多いです。
転職してキャリアアップした知り合い、起業して好きなことをしている知り合いを見て焦りを感じている場合が多いですね。
この場合は、実は「焦り」ではなく、自分のやりたいことを見つけた人たちに対する「憧れ」であり、自分もそのようになりたいと思うのです。

そこでふわっとでもいいので、では今の現状を打破してどのようになりたいのか?って聞いた際に

「満足をした状態で仕事をしたい、将来性のある仕事をしたい。
でもそれが何だかはわからない」

と返ってくるケースがほとんどです。

その「何だかはわからない」を整理して見つけ出していくのがキャリアコーチの仕事です。

相談者の未来を創っていく


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過去、現在とヒアリングしたので、ここからは未来を一緒に考えていくというステップです。

基礎編では、相談者の「未来の姿を言語化する」ところまでお伝えしました。

応用できる方に関しては「未来の姿を言語化」してそれに近づける方法をお伝えするように伝えていました。

相談者の過去、現在という材料を持って提案をしてすり合わせをしていくことが大切です。

意外とここで、相談者の魅力を引き出すことができ、相談者にも新しい価値観を与えることができるのです。

相談者が将来、「こうなりたいです」というものがあればそれに対してアドバイスをすることができるのですが、多くの場合、キャリア相談にこられる方は「何がしたいかわからない」方が多いです。

その場合、アサがやっていることは、

相談者の「強み✖️やりがいを感じること」がキャリアにおいて最大限の能力を発揮できることをお伝えしながら訴求をします。

それでもピンと来られない場合はそちらに「好きなこと」、「あまりやりたくないこと」を追加するとイメージしやすくなるかと思います。

強み:コツコツと取り組む作業において成果を出せる。
失敗をしても改善することを諦めず、最善策を考えられる。

やりがいを感じること:
自分が行った仕事に対してフィードバックをもらえること

好きなこと:
新しい知識を取り入れることが好き
勉強することは苦ではない
幼い頃は工作や新しいものを作るのが好きだった

あまりやりたくないこと:
外回りの仕事のような体育会系の仕事はやりたくない

また、一番重要なことは、強み、やりがいを感じることを聞くだけではなく、「人生における夢」や「人生でやってみたいこと」をヒアリングすることです。

例えば、その夢が、

「知識がないので今はできないですが、実は人を幸せにするようなプロダクトを自分自身の力で新しく作っていきたいな〜とか考えています」

だとしたら、今までヒアリングした「強み」や「やりがい」から逆算をしていき、その夢が実現できそうなお仕事を提案してみます。

→例えば、エンジニアやデザイナーのようなお仕事はどうですか?

のような形で訴求することができるかと思います。

もし業界知識がまだまだでどんな職種があるかわからず、提案が難しいということであれば、ここまで洗い出した「未来の姿」を転職エージェントに伝えてみてくださいとお伝えします。

その上で紹介された求人を改めて教えていただいた上で
どの方向性で進むか相談しましょうという形でお話ししてください。

ここでお伝えしたいのが、最も重要な初回面談でのゴールは方向性を定め、「未来の姿」を言語化することです。それだけでも相談者は見えていなかったことが見えてくるのでスッキリします。

まとめ

キャリアコーチング、キャリア相談についてほんの一部分ですが、紹介させていただきました。

キャリア支援について更に詳しく知りたい方は個別でご連絡ください!

今後もイベントなどでキャリア支援者になるための勉強会やワークショップを開催する可能性がありますが、私は一人一人に合った方法でお伝えしていきたいと考えておりますので、「キャリア支援者になるためのプログラム」をカリキュラムとして作っていく予定です。

本格的にキャリア支援を考えている方はTwitterのDMにてご連絡お待ちしております。

https://twitter.com/careerrisingsun


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