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「あの冬」中学受験と祖父(提供)

あの冬

冬になると思い出す。

今回は、中学受験について特に印象に残ったことについて説明していこうと思う。
まずは受験した中学校について話していく。
一番最初に埼玉の栄東を受けたが、日付は覚えていない。
2月1日が麻布、2月2日の栄光、2月3日が中等部(慶應)。
私の第1志望は、もちろん、麻布中学校。
気になった方もいると思うが、麻布中学校受験した人間で慶應義塾大学中等部を併願する人間は少ない。(栄光学園を受ける人間はわりと多い気がするが。)
私の場合は青山学院中等部を当初は受ける予定でいたが、しかし青山学院中等部はキリスト教なので日曜日に受験が入ると翌日の3日に受験日をズラす。その影響で中等部が受験できなくなってしまったため、わざわざ2月2日に栄光学園まで私は受験をしに行くことになったのだ。
例年ならば、慶應義塾大学と青山学院大学の附属を受けるのがセオリー通りのはずだが、私の年は日曜日に受験が被ってしまったという不運でこういうことになってしまった。
親は大学附属への入学を希望していたし、実際のところ私もそれを望んでいたが、より上へ行ける可能性を放棄することはしたくなかった私は、とりあえず麻布を受験した。
長くなったが、つまり、両親は、慶應青学のどちらかに進めれば御の字で、麻布に受かるとは考えていなかった。しかし、私は合格する予感がした。日頃から、正答率重視の慶應青学より、論述力重視の麻布の方が肌に合っていると実感していたからだ。

まあ今考えてみれば、麻布中学校へ進学するよりも、知り合いの多い青山学院中等部に通って大学までストレーターで進学した方が人生が豊かで良かったかもしれない。

話を戻すが、今回印象に残ったのは、慶應義塾大学中等部である。麻布の受験の詳しい話を聞きたい人は、もう、この時点で読むのをやめていただいても構わない、では話していく。
それと、この話は中学受験がメインではないので、中学受験に関する話が聞きたい人はスキップすをおすすめする。

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