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【読書】本要約系サービスの活用法と注意点

 この忙しい毎日、読書の時間を確保することは非常に難しいです。そんな中、各種の本要約サービス・コンテンツが出てきているのは、読書家はもちろん、読書の時間が取れないけど読みたい人にとってもありがたい!ということで、本要約サービス・コンテンツについての活用と注意点について書いてみます。

◆本要約サービス・コンテンツ(活用してみたもの4つ)

 ググればきっとたくさん出てきますが、自分で使ってみたものだけ記載しておきます。その方が説得力もある気がする。

・本の要約サイトflier(フライヤー)

 デザインが良く、要点がわかりやすくまとまっています。無料で読めるものも多く、ランキングからは本のテーマから世の中の流れがなんとなくわかるのも良い。分野ごとに検索をかけることもできます。経営コンサルタントや各分野の専門家が要約を作成しているようで、信頼度が高い。有料会員になったことはありませんが、いい感じ。


・ブクログ

 ブックレビューサイト = 個人の本棚を集めた場所、という感じ。要約サービスではないんですが、個人の感想や各自のためになったことが書いてあるので、それを読んでいくとだいたいの内容がつかめます。ネタバレ内容については文字色がうす〜くなるように表示してくれていて、マウスを乗せなければ(スマホであればタップしなければ)読まずに済みます。flierと同じくランキングからも流れがつかめるので良い。


・読書メーター

 ブクログと似ている感じだが、小説系が充実しているイメージ。デザインの好みなのか自分でも優劣はわからないけど、ブクログを見た後補足として使っている感じ。


・YouTube

 中田敦彦さんのYouTube大学が有名ですが、本要約系はかなりの量がアップされています。気になる本について検索すれば、マイナーな人も含めると、なんらかの情報が得られるのでありがたい。中でもサラタメさん、アバタローさんが尖っててイイです。お二人とも別路線だけど説明がものすごくわかりやすく、かつ声がイイ(サラリーマンなのも共感)。応援してます。

◆本要約系サービス利用の注意点

 短時間で内容が得られる要約サービスですが、一部注意点があります。自戒の念も込めて書いておきます。

・短時間でわかった気になってしまう

 すごく頭の良い、説明のうまい人たちが簡潔に結論から述べてくれるのを読んで・見て、わかった気になってしまいがち。彼らなりの解釈や経験が加えられていることを忘れないようにしたいものです。

・コツコツ読むという行為を通してこそ得られるものもある

 本の重要な部分には、それを支える根拠や事例が述べられていることが多いですが、要約では省略されることが多いです。要約サービスを提供する側はそこも読んで血肉にしていますが、抜粋して伝えられる側はそこまではモノにできません。経験上、意外と本論に関係ないエピソードが記憶に残る助けになったりするので、コツコツ読むことで得られることも大きいです。


 効率よく本要約系サービスを使いつつ、気になった本は自分で手に取ってじっくり読んでいきたいなぁと思います。逆の順番で、自分が読んだ本について、他の人はどう感じているかを知るのも楽しいです。マイナー本かつ自分に刺さった本で同じ意見の人を見つけると、同志よ!!、とうれしくなりますね。

 「読書は見知らぬ友をもたらす。」オノレ・ド・バルザック(19世紀フランスの小説家)

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