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【お金】NISA活用のコツ、投資初心者が感じがちなハードルに対してどう対処するか解説

◆結論

 投資歴約10年の若輩者ですが、初心者が投資を始めるうえでNISAの理解が一つのハードルになっていることに最近気が付きました。(NISAとは、「家計の安定的な資産形成の支援」のために国が進めている非課税制度です。いくらでも解説サイトはありますが、おすすめは後述。)

 投資を始めたい人にとって、初めての証券口座開設はただでさえよくわからないのに、NISA口座を作るかどうか、それも「一般NISA」or「つみたてNISA」を選択しなければいけない…と。そこで諦めてしまう気持ち、よくわかります。しかし、それではもったいない。それを乗り越えることで大きな恩恵が得られることを知ってもらいたいです。

 結論、NISAを活用しよう(一般でもつみたてでも個々人に合うものを)。知らないとそれだけで損しています。損するのが恐いから始めない、ではダメです。行動しないことが既に損を膨らませています。機会損失というやつです。

◆例え話

 現状を水泳に例えてみます。NISAを理解してから投資を始めようとしている人は、プールには一切入らないで、プールサイドで泳ぎをマスターしてから水に入ろうとしているのと同じです。しかも水の中で眼を開ける努力だけでなく、クロール、平泳ぎ、バタフライ、さらには速く・疲れず泳ぐための効率の良い手足の使い方等すべてを陸でマスターしてから、プールに入るつもりでいるように見えます。

 一方、私は大学生の時になぜかピンときたものがあり、突然投資を始めました。探り探りのその中で途中2014年にNISAという制度ができ、やりながら理解していきました。水泳で言えば、泳げないのによりによって飛び込み台から深さもわからない水の中に飛んでみた人、になるでしょうか。こんなことを多くの方に推奨するつもりはありませんが、せめて溺れ死なない程度の知識だけを身に付け、足が付くプールに少しずつ入ってみれば良いのではないか?ということを主張したいわけです。

 雑な例え話で恐縮ですが、完璧主義は機会損失を招いているということ。お金も貴重ですが、時間はそれ以上に貴重な資源です。

◆制度開始の背景

 金融庁によると、当時始まった一般NISAは『「家計の安定的な資産形成の支援」と「成長資金の供給」を目的として2014 年に導入されたもの』とのこと(当時まだ、つみたてNISAはなかった)。『人生100 年時代にふさわしい
家計の安定的な資産形成を支援していく観点』
が盛り込まれています。

 年金2,000万円問題も記憶に新しいところですが、要は各自で安定的な資産形成をしてもらうために、国もがんばって支援するよ!ということの裏返しとも取れます。詳細が知りたい方は、下記 金融庁資料をご覧下さい。(PDFなのでタイトルがちゃんと出ません…。FSA = Financial Services Agency=金融庁です)

新しいNISA制度の概要と改正の狙い
安定的な資産形成の促進と成長資金の供給拡大を目指す
金融庁 総合政策局 総合政策課

 NISA(一般・つみたて)の2020年6月末時点の口座数は1445万口座とのこと。雑に計算すると、国民1億2千万人に対してだいたい10人に1人が口座を持っている計算になるでしょうか。お金持ちほど複数の証券口座を持っている人も多いので、それを踏まえるとかなり少なく感じます。個人的には銀行口座と同じように誰もが持っていても良いと考えています。

NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2020年6月末時点) 金融庁


◆NISAについておすすめ参照先サイト

 そもそもNISAについてよくわからん!という方、ググればいくらでも解説が出てきますので、好みにあったものをご覧下さい。読むのが苦手な方はYouTubeで検索して再生数が多いものをいくつか観てみると良いと思います。本文での解説は割愛いたします。その中で「一般NISA」が合っているのか、「つみたてNISA」が合っているのか、判断下さい。こればかりは個人の価値観だと思います。

 とだけ言ってしまうと冷たい感じがしてしまうので、おすすめ参照先を貼っておきます。何がおすすめかというと、それは発信元の情報にまずあたること。解説サイトよりもまずは大本命を押さえることです(下記、NISA特設ウェブサイト:金融庁 参照)。

 金融庁はこんなポップなキャラクター、サイトまで作って推進しています。それだけ気合の入った優遇制度といえるのではないでしょうか?

 ワニさん…用途に合ったキャラクター利用なら自由とのことで、せっかくなので貼っておきます(正直今回、調べていて初めて見かけました)。サイトでは、世代のタイプ別資産運用等、具体的でわかりやすくまとまっているので、おすすめです。


 サイトはこんな感じ。

◆いかに行動に移すか

 さて、あとはいかに行動に移すか…ですが、ここまで書いてきて、まだ怪しさが拭えない気もするので、少しだけ抜粋して私の口座情報を晒しておきます。どこの回し者でもなく、周囲のマネーリテラシーの低さを危惧していて、みんなで豊かになりたい、それだけです。

NISA/つみたてNISA年度別収支(前日基準):SBI証券口座画面

 まだよくわかっていない時の私の口座情報です。当時一般NISA枠しかなく、そのまま継続で一般NISAを利用中です。非課税枠として使えるのは120万円までなのですが、制度開始時の私は種銭も少なく、活用しきれていなかったのがわかります…(NISA投資額が30~50万円程度)。ただ、その中でも利益を出せていることは確認していただけると思います。

 非課税額(実現)が何を意味しているか、2015年を例に見てみます。

173,900円(売却益) + 24,647円(配当・分配金等) = 198,547円

この利益198,547円に対して、NISA口座ではない通常の口座であれば20.315%の税金がかかります。要は、NISA口座の恩恵により、

198,547円 × 20.315%(税率) = 40,334円(非課税額(実現))

40,334円得できた!ということです。これが毎年積み上がっていくこと、口座を持っていないのであればそれを手にできないでいること、それが機会損失です。現在私はもちろん毎年120万円を使い切って恩恵を享受しています。

 もちろんデメリット(損益通算ができないことや、制度期限に向けた出口戦略の考慮等)や考えるべきこともありますが、機会損失を考えると、とにかく走りながら考えるべきです。そもそも利益から税金が引かれる際にメリットが得られるので、損した年度は税制面でのメリットが得られません。注意。その時の取り扱いについては「損益通算」関連について勉強することをおすすめします。

 細かいメリット・デメリット、制度の特徴については、私なんかよりプロの方々の解説が膨大にありますので、そちらを参照いただけると幸いです。くれぐれも投資は自己責任で。

もし興味が湧いた方、ご協力いただける方、下記よりSBI証券を開設・Tポイント番号を登録いただけると、最大10名まで、私にTポイントが入ります(正直)。特に経由による手続きの違いはありません。私はよくファミリーマートで貯めたTポイントを使って投資資金の一部に活用しています。

無料でちょっと役に立つ記事作成、マネーリテラシー向上のため、仕事の合間をぬって文章を書いています(プロにはない、なるべく細かい体験内容メインなら役に立つのではないか、と思ってやってます)。参考になったよ、という方は下記よりご協力いただけると、私のモチベーション向上につながります。正直この記事では儲からないので、Tポイント下さい(直球)。

↓ SBI証券のポイント投資ご紹介プログラム 被紹介者さま用専用ページ

 私は最大手のSBI証券を使っていますが、ネット証券がおすすめなので、「紹介とか気持ちが悪い」「案件かよ!」という方は通常のグーグル検索からSBIに限らず楽天証券を検索いただければと思います。対面系の証券会社はコストが高い傾向にあるので、おすすめしません。

◆最後に

 繰り返しになりますが、結論です。

・NISA活用のメリットは大きい(一部デメリットは勉強が必要)
 (一般NISAでもつみたてNISAでも個人に合ったもので良い)

・口座開設は確かにめんどくさい。でも行動には報われる価値あり

・動かないことによる機会損失の方が大きい

・国は「人生100 年時代にふさわしい家計の安定的な資産形成を支援」している

・1,000円でもいいから行動してみると全然違います

・気になった方は、SBI証券のポイント投資ご紹介プログラム 被紹介者さま用専用ページリンクから口座開設してみて下さい

 正直、今回は書ききれませんでした。現行NISAを継続するようなカタチで、新NISA制度も2024年から始まります。ニーズがあるような雰囲気が感じられれば、いつかそちらについても書こうと思います。少しでも役に立てばうれしいです!

名言「心配とは、行動の不足から起こるものである。」
野村 克也(プロ野球監督)


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