すべてはつながっている #172
手段にとらわれると
・ひとつひとつがバラバラに見える
・だから、何をメインに打ち出したらいいかわからなくなる
・自分が望むお客さんが来ない
こんな状況に陥るのですね。
先日のコンサルティングの相談事項もまさにこのテーマでした。
■手段にとらわれない
コンサルティングに来る人で一定数いるのが
「いくつか資格やサービスを持っている人」
です。
この人たちの悩みは、冒頭に書いたようなものです。
・ひとつひとつがバラバラに見える
・だから、何をメインに打ち出したらいいかわからなくなる
・自分が望むお客さんが来ない
でも、この解決方法はとても簡単なんです。
なぜ、冒頭のような悩みになるかというと
「手段」
にとらわれているからなのです。
「手段」とは「目的」のためのものです。
だから、「目的」に意識を向ければ紐解くことができます。
■分散しない
先日のコンサルでも
「誰のどんな悩みや課題を解決し、どんな価値を提供したいの?」
という確認をしました。
すると出てくるのは
「こんな人もできるし、あんな人もできるし」
とここで、まず
「分散」
しているのですね。
大事なことは
「できる」
ではなく
「やりたい」
です。
■具体的に考えてみる
だから、より具体的に聞きました。
「50歳のおじちゃんに提供したい?」
「30代の独身OLでバリバリ会社でキャリアを積みたい人に提供したい?」
「30代のママで、子育てもしながら趣味的に起業したい人に提供したい?」」
など、5パターンほど聞いてみました。
すると
「50歳のおじちゃんは違う!」
「30代の独身OLでバリバリ会社でキャリアを積みたい人はワクワクする!」
などが見えてきました。
それらの話をすることで、彼女が
「誰のどんな悩みや課題を解決し、どんな価値を提供したいの?」
が見えてきました。
■目的に向けて集約をする
それが見えたら後は簡単です。
そのために、彼女が持っているスキルや経験を使っていく。
でも、次に起こったのが、この
「手段」
を
「目的」
のためにどう活用したらいいかわからないという
「変換」
の問題です。
だから
「Aのサービスは、こういった課題解決につながるよね?」
「でも、その上で、カラダのケアも大事で、その時にBのサービスが使えるよね?」
ということを伝えていきました。
すると
「あっ!本当だ!」
となり目が輝いてきたのですね。
■無駄なことってない
創業後支援でこれまで500人を方たちをサポートしてきて感じていることは
「起業する人がそれまでに経験し、学び、積み重ねてきたものに不要なもの、無駄なものは一切ない」
ということです。
起業した人は、お客さんへ価値を提供し、お客さんのよりよい未来を創れる人です。
そのために、生まれてから必要な知識や経験、スキルを積み重ねてきているのです。
だから、すべてが必要であり、すべてが有効活用できます。
ぜひ、その視点で、自分のことを見つめなおしてみてください。
ポイントは2つ。
1.まずは「誰にどんな価値を提供するのか」の目的を明確化する
2.目的が見えたら、自分の「手段」(知識、経験、スキル)をそのためにどう使えるかを考える
です。
ぜひ、あなたが既に持っている、知識、経験、スキルをお客様の笑顔のために、より良い未来創りのために活かして行ってください。
【経営のレシピ】
1.まずは「誰にどんな価値を提供するのか」の目的を明確化する
2.目的が見えたら、自分の「手段」(知識、経験、スキル)をそのためにどう使えるかを考える
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