3歳の息子とサロンの夢！和美さんのタイムマネジメント奮闘記【前編】

■第1章　時の迷路 - 「心の時計が止まった午後」

 「もっと上手に時間を使わないと…」
 
サロンの中で、和美はよくそう自問自答していました。
 和美が自宅の一角に小さなアロマサロンを開業したのは3年前。
 
彼女のサロンは癒しの空間であり、クチコミや紹介で少しずつ固定客も増えお客様には愛されていました。
 
しかし、サロンの運営、家事、そして何よりも元気いっぱいの3歳の息子・優太郎くんの世話を一人でこなすのは簡単なことではありませんでした。
 
朝は優太郎くんを保育園に送り、その後サロンの準備をし、お客様対応。
 
夕方になると優太郎くんを迎えに行き、夕食を作り…と、一日があっという間に過ぎていきました。
 
特に優太郎くんと過ごす時間が短くなっていくのが、彼女にとっては大きな心の負担となっていたのです。
 
ある日の午後、優太郎くんが
「ママ、もっと一緒に遊ぼうよ」
と言った時、彼女の心は強く揺さぶられました。
 
「私、何のためにこんなに忙しくしているんだろう…」
 彼女は深く考え込み、ある決意を固めました。

 ■第2章　探求の第一歩 - 「新たなスタート」

和美は、サロンの管理だけでなく、自分のライフスタイル全体を見直すことにしました。
 
「時間管理、どうしたら上手くいくのかな…」
 
彼女はタイムマネジメントの本を読み漁り、オンラインセミナーに参加し、同じように小さなビジネスを運営する友人たちと意見を交わしました。
 
そこで彼女が学んだのは、大きく3つのポイントでした。
 
1. タスクの優先順位付け
タスクの優先順位を決めてまず大事なことから先に手をつけよう
 
2. 集中作業の時間を設ける
単純作業系のタスクはまとめて2時間で集中してやる。
これはタスクと時間のブロッキングという考え方だということを知った。
 
3. 定期的な休息
疲れたら、ちょっと休んで集中力を高める。
そういえば、これまで経営者なんだから疲れてても休むなんて甘えてちゃダメ！としてたけど、結果的に集中できなくて時間かかったりミスもしてなあ。
 
 
そして、和美は特に、優太郎くんと過ごす時間を大切にするよう心がけました。
 
「優太郎、今日は一緒に公園に行こうね！」
 
彼女は息子との約束を日々のスケジュールに組み込み、彼との時間を優先するようにしました。
 
 
よし！これでもう大丈夫！
 
そんな気持ちになった和美だったが、ここからが真の試練となるコトを、その時の和美はまだ知らなかったのだ。
 

▼次週予告

和美さんが直面する課題とは？ 仕事と家庭のバランスを見つける旅の行く先は…
  
※実際のケースをベースにしたフィクションです。登場人物は実在しません。